塾講師に聞いた「わが子を行かせたい塾」ランキング(2)

Funny Chinese Child Playing Boy(つづき)

また、生徒への対応のみならず、親御さんへの対応もしかりです。子どもが幼ければ幼いほど、ご家庭の影響を強く受けております。それは、当然のことでしょう。子どもの学習姿勢とご家庭での学習姿勢はやはり強く関係しております
今、はなゼミに通うようになってから、「宿題をすぐにするようになった」「辞書を引くようになった」「いやがらずに勉強するようになった」という生徒が何人もいます。それは、とてもうれしいことなのですが、やはりご家庭のご協力も必要となります。
そのときには、親御さんが少し耳の痛くなる話もせざる得ません。それは、「こんなことを言って、気分を害されて辞められたらどうしよう」とか言うことではなく、その子の将来を考えると、「宿題はすぐにする」「分からないところは、自分で調べる」「間違えたところはやり直す」など、学習の最低限度の「習慣」をつけてあげないといけないのです。そして、そういう「習慣」が付いてくると、自然と成績は上がりますし、本人もうれしくなり、ますますがんばれるという良いスパイラルになってきます。

合格実績の数も、保護者からするとだまされやすいポイントです。
合格実績は、(1)塾生数に対する割合と、(2)塾内競争率を知ることが、本当の塾の力が分かるポイントになります。
(1)について言えば、塾生数が多くなれば、必然的に合格数も増えます。したがって、合格数が多いからと言って、その塾の実力にはなり得ません。たとえば、塾生数1万人の塾からA高校に100人合格(1%の合格率)しても、塾生数100人の塾からA高校に10人合格(10%の合格率)のほうが、本当の実績は良いのです。私が親なら、100人合格の塾より、合格率10%合格の塾を選びます
(2)について言うと、トップ高の合格数を競う大手塾は、ムリな受験を多数おこないます。つまり、模試で合格可能性が10%しかなくても、そんな子どもを10人受験させれば、1人は確率的に合格するのです。もちろん、9人は不合格なのですが、そんなことは塾にとっては関係ありません。なぜなら、子どもの人生、ご家庭の方針に関係なく、トップ高の合格数が大切だからです。
それを見抜くには、塾内競争率を見るべきです。もちろん、トップ高の合格数を競う塾は、そんなものは絶対に開示しないでしょう。なぜなら、一般競争率より、低いことがばれてしまうからです。ムリな受験をさせて、一般競争率より、高いはずなどありえません。真偽はともかく、大阪のとある進学塾などは、一般競争率より2倍も塾内競争率が高いと噂されております。これが本当なら、その塾に通っていない生徒の方が2倍合格していることになります。とんでもありません。

私は、塾は、サービス業ではあってはならないと思っております。しかし、生徒がいなくなれば、塾はつぶれてしまい、経営者をはじめ、社員は路頭に迷ってしまいます。したがって、「サービス業」化していく塾は当然出てくると思います。
かつて私が大阪の大手塾で教室長をしていたときのライバル塾は、次のようなことをしていました。
塾内模試の時に、子どもたちのカンニングを容認するのです。そうすることで、模試の結果が良くなり、その結果を見た親御さんが喜ぶというのです。なぜ、そういうことを知っているかと言いますと、その塾を辞めて、私が教室長をしていた塾に来たときに、教えてくれたからです。そういうことを言う生徒は、複数名いたので、かなり真実に近いのはないかと思っております。
わが子を愛し、将来苦労させたくないという親心は当然です。しかし、表面的な宣伝に目を奪われてしまい、「塾の肥やし」とならないようにしたいものです。

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コメント
  • 匿名 より:

    全く同感です!
    思っていることすべてを文章にしていただいた感じです。
    ありがとうございます!!

    • Kubo より:

      ご支持ありがとうございます。
      これからも、時折更新して参りますので、お読みいただければ幸いです。
      よろしくお願いします。

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