ビシバシしごきません!

冬期講習会明けの模擬テストの結果を受けて、全生徒への面談が終わりました。
中3生では、もう受験間際ですが、ほとんどの生徒が自己ベストの偏差値を出してくれました。この時期であるにもかかわらず、中3生9名の内3名が偏差値70を越えてきました。彼らの努力が目に見えます。
こうした成果は、すべて子どもたちの努力にあります。
今日、小6生の面談で、ある女子が
「先生、私、算数が苦手なんです。できるようになりたいので、ビシバシしごいてください。」
と面談で訴えてきました。
私は
「いや、僕は、ビシバシしごきません。ガンバるのは君だし、君がガンバるなら、僕は、精一杯できる限り応援してしていくよ。」
と答えました。
はなゼミでは『させられる』勉強は、極力しないようにしております。「させられる」より「したい」勉強の方が楽しいですし、何より本当の力になると思うからです。
中3生は、これまでの努力を結果につないでもらいたいですし、後輩たちは、自らの希望や夢を叶えるため、努力してもらいたいと思っています。


論理的思考力をつけるということ

先日、林修先生の番組で、数学者の森重文先生がおっしゃっていた言葉がとても重くひびきました。
「経験が役に立たない不確かな時代には、論理しか役立つものがない」
日本の経済を見てみると、人口がどんどん減少し、30年後くらいには1億人を切ると言われています。これは、少子高齢化を示していますが、若い人が減り、年老いた人が増えるということは、消費が減るということを意味します。つまり、経済的には今後ますます厳しくなることを示唆していると言えると思います。
さらに、アメリカ合衆国では、「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ大統領が指揮を執ります。日本だけでなく、世界に与える影響は大きいと言えるでしょう。
こうしたことを上げてみて、これからの世界は、ますます「不確かな時代」になっていくのではないでしょうか。安定し、先が読める時代であれば、「経験」が大きな意味を持つかもしれません。しかし、「不確か」であれば、先が読める「論理力」、自ら考え、想像していく力がますます重要になります。
はなまるゼミナールの授業では、極力「覚えなさい」という言葉は使わないようにしています。授業の中で、子どもたちとの対話の中で、子どもたちが「覚える重要性」「考える重要性」を判断してくれることが、彼らの本当の力になるのではないかと考えています。
経験だけに頼ることなく、論理的思考を身につけ、流されずたくましく生きていける大人に成長して欲しいと願っております。


「勉強ができる」だけでなく

先日、駅前で、卒塾生のご両親と偶然、お目にかかりました。
お母さんが、目に涙を浮かべながら教えてくれたのは、今、とても元気で明るく高校に通っているということでした。そして、塾でがんばって良かったと今でも言っているということを教えてくれました。
といいますのは、この生徒は、勉強がしづらい子で、中1の入塾時には漢字はあまり書けない、夏前になってもアルファベットすら書けないという生徒だったのです。
そういう生徒でしたが、がんばって授業についてきてくれ、中3の冬の模試では偏差値が50台後半にまで上がり、志望校に合格したのです。
この子が中学生の時は、ほとんどしゃべらない生徒でした。きっと楽しくはなかったでしょう。いや、実際に彼からも聞きましたが、小学生の時には、中学に入ったら地獄だろうなと思っていたようでした。
ところが、高校生になった今では、小中学校での「暗い」感じとは打って変わって、明るく元気に楽しく通っているというのです。
はなまるゼミナールでは、「学力を生きていける力に。」とテーマにしておりますが、こうして「学力」を身につけた今、しっかりと高校生活を送っていると言う話を聞くと、とてもうれしく思います。まさに、この生徒は、「勉強」ができるとかできないということを超えて、「生きる力に」できているのだろうと思っています。


がんばれば、いつか開く扉

はなまるゼミナールでは、国語の授業で、作文指導もしております。
先日、中1生に作文を書いてもらい、添削をしました。すると、ある中1女子がこんなことを書いていました。
「私は、あるアーティストの歌詞に感動しました。その歌詞は、これです。
 『目の前をふさいでいるのは壁じゃなくて、扉なんだ』c855_kusarigatuitakousi_tp_v
 私は、この詩を聞き、今、目の前にふさいでいるのは壁じゃなくて、扉なんだ、だからがんばったら、開くんだと思い、感動しました。」
私たち、大人はよく「壁を乗り越える」という言い方をします。しかし、子どもたちにとって壁というのは、乗り越えるものではないのかもしれません。
そうではなく、目の前の困難は、重い扉であり、がんばって押すことで、その扉は開く。こういうイメージの方が分かりやすいのかもしれません。
ここ数年、指導要領が変わるたびに、教科書が分厚くなり、勉強しづらい生徒には、勉強が本当に大変になってきました。しかし、その重い扉は、努力によって、いつか開く
子どもたちには、そうした希望を持ってもらいたいと思います。


塾で何を学ぶのか~~暗記の仕方ではなく思考力の育成(2)

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さて、もうひとつ、SNSで衝撃的なことを知りました。
それは、右の図1のような図において、斜線部分の面積を求める問題でのことです。この手の問題はよくある問題ですが、工夫をすることで、求めることができます。
ところが、中学受験の算数において、次のような「テクニック」を塾が教えているというのです。
「1辺の0.57倍が斜線部分の面積である」
つまり、1辺が10cmであれば、斜線部分は5.7cm^2とあっという間に答えが導き出されるのです。
しかし、私は、この「テクニック」にとても疑問を感じます。
まず、この問題は、図2のように分解し、おうぎ型の面積から、オレンジ色の直角二等辺三角形の面積を引いて求めるという工夫をして解くという問題であって、0.57倍などという暗記問題ではなありません。また、0.57倍などという数字に意味はなく、そんなことを覚えても無駄な知識でしかないのです。さらには、1辺の“長さ”を5.7倍して、“面積”を求めるということは、数学的には大きな問題ではないかと思います。少なくても、小学生の単位系を正しく定着させることにはなり得ません。
私たちは、何のために勉強しているのか、それは、大人になったときにぶち当たる問題を解決するためだと思っています。異性との付き合いにせよ、アルバイトにせよ、子育てにせよ、会社勤めにせよ、どんなことにおいてもマニュアルや例題を暗記して「解ける」ほど簡単な「問題」にはぶつかりません。やはり、自分の頭で考え、工夫をすべきなのです。
こんな「テクニック」を教えることで、子どもたちは「何を学ぶ」のでしょうか? 一見難しそうに見える問題でも、こうした「必殺技」が必ずあるということでしょうか? 有名塾に入れば、「必殺技」を教えてもらい、簡単に問題が解決できると言うことでしょうか。努力せずとも、簡単に問題解決できる道があるということでしょうか。
いずれにしても、子どもたちの「生きていける力」にはなりそうにはありません。

はなまるゼミナールでは、小手先の「テクニック」は教えません
時々、子どもたちの方から
「○○塾の友だちが、××というやり方が楽だと言ってたので、教えて欲しい」
といわれることがあります。
その××というのが、大切なテーマを含んでいれば、解説するのですが、ほとんどは小手先のテクニックなので、そういう場合は
「それは、暗記物みたいなことで、覚えても仕方ない。君たちは、もっと本質的なことを学び、中学、高校、大学、社会人になっても通用するような勉強をして欲しいので、教えません」
と答えます。
私は、子どもたちには、小手先のテクニックではなく、「生きていける力」になるような「見えない学力」を、はなまるゼミナールで身につけてもらいたいと思っております。


個別に対応する定期テスト対策

img_20161016_135343はなまるゼミナールでは、普段は、10名前後の少人数集団指導で授業をおこなっております。
その上で、定期テスト直前の土日には、10時間ほどの集中した勉強会をおこないます。この勉強会では、教え子の大学生を数名呼び、さらにきめ細やかなテスト対策をおこないます。

今日は、生駒中学、光明中学、生駒北中学の生徒のテスト対策勉強会をおこないました。写真は、中1と中2生14名に対し、4名の講師・チューターが個々の質問や分からないところを指導している風景になります。


涙腺が緩くなってきました。

el140095240_tp_v先日、友人と「年をとってきたせいか、涙腺が緩んできた」という話になりました。
私もずいぶんと涙腺が緩み、若い頃は何が楽しいのか分からなかったマラソン中継ですら、感動で涙することがしばしばあります。
ところで、はなまるゼミナールでは、年に3回(中3生は10回近く)面談をおこないますが、子どもたちとの面談でも、目が潤んでしまうことがあります。
はなゼミには、本当に学校生活がしづらい、勉強がしづらい生徒が多く通ってくれております。そして、そうした子どもたちは、本当に熱心に勉強しております。
がんばっているからこそ、自分の理解が深まっていることが実感できます。私から見ても、力がついてきたなあと心から思うことがしばしばあります。
しかし、それでもなかなかテストでは点数が上がらないことがあります。彼らの特性にテストという審査方法が合わないことも大きな原因だとおもいます。
そうした子どもたちと面談していますと、彼らの
「自分はがんばってきた。そして、その実感もある。しかし、思うように点数や偏差値が上がらない。悔しい。なんでやろ。。。」
という気持ちが痛いほど伝わってくるのです。
もちろん、点数が上がれば幸せになれるのか、偏差値が高いという学校に通うことが立派なことなのかというと、決してそうではありません。
しかし、そうは言っても、学校での成績が無視できるわけではありません。成績が悪ければ、居心地が悪くなりますし、自分を否定的にとらえたくもなることもあるでしょう。
彼らと面談していていつも言うのは、
「君の努力はよく分かっているし、力がついてきたというのも分かっている。そして、思うように点数が取れなくて悔しいだろうなあとも思う。でも、僕がもっとも素晴らしいなと思うのは、君に努力することが身についたこと。それが将来に必ず役に立つと思うよ。」
ということです。
こうした話をしながら、やはりつい涙腺が緩んできます。
しかし、努力は裏切らない。いつに日か、必ず花を咲かせる。これは事実だと思います。
悔しさもエネルギーに変えて、あきらめずに、そして明るく前を向いて歩いて欲しいと思っています。


真の教養を身につけるゼミ

ellyhiganbana-20169275_tp_v先日、生駒駅前にあるリード個別指導さんの「教養ゼミ」に無理を言い、参加させていただきました。リード個別指導さんは、駅前にヤギのヤンくんの看板でもお馴染みの塾です。
代表である岩崎先生の教え子の高校生や大学生を中心に、「学校では教えてもらえない」生きた教養を学ぶゼミです。今の時代、そして世界に向き合い、真にグローバルな人間を身につけていくという講座です。
はなまるゼミナールの方針は、「学力を生きる力に」ですが、まさにその方向性は同じであると感じております。私が、高校生や大学生に混じり、「教養ゼミ」に参加させていただいたのは、ここから学んだことを、はなまるゼミナールの小中学生に伝えたいからに他なりません。
いわゆる成績が上がればいい、偏差値が高い学校に入れば良いという考えを私はとりません。高い学力を身につけても、極端に言えば、犯罪に手を染めてしまえば、意味がありません。社会に出たときに、立派な人間として生きていける力をつけて欲しいと思っております。
さて、先日の「教養ゼミ」では、ハンナ・アーレント「独裁体制のもとでの個人の責任」(『責任と判断』収録論文)を、学生が各パートを担当し、レジュメをつくり、話し合いながら理解を深めていきました。また、カナダに留学中の生徒は、スカイプで参加しておりました。
そして、進め方は、教師が一方的に解説するのではなく、参加者個々人が発表しあう形式です。これは、一方的に解説を受けたり、1人で読み進めたりするより、理解が深まります。他者の思考を聞くことができるというのは、その思考の流れを理解でき、自分の思考と照らし合わせ、より深まります。とても良い勉強になりました。
高校受験、大学受験にこだわらず、こうした学びは、参加している学生に色々な意味で大きな力をつけることになると思います。難しい論文を読み取る力、それをレジュメにまとめる力、そして発表する力、他者から意見を聞き再整理する力、最後に筆者の考えを自分のものにしていき、これからの人生に役立てる力などです。
とても素晴らしい機会を提供していただきました。
リード個別指導の岩崎先生、桝崎先生、そして参加された学生のみなさん、ありがとうございました。


すべての子どもたちが希望を持って

drftgyhuij_tp_vはなまるゼミナールでは、年に数回、全員必須で模擬テストをおこないます。
その目的は、もちろん客観的な学力を見るということはありますが、なによりも子どもたち自身に、自分の成績をみて、いろいろと考えてもらうことにあります。
模試の返却と共に、1人ひとりと時間をかけて面談をおこないます。これも少人数の塾ならではです。面談では、私の方から成績に関して感想を言うのは控えます。成績は、子どもたちのものですから、私は子どもたちから感想を聞き、それに対して、感想を伝えることがほとんどです。
こうして、子どもたち自身が自分の成績について、意見を持ち、目的意識的に学習を進めてくれれば良いと思っております。
さて、今、順次、子どもたちと面談をし、模試の返却をおこなっております。
今回の模試においても、それぞれにがんばってくれているのですが、最も嬉しいことは、小学6年生の全員が偏差値50以上になったことです。
はなまるゼミナールでは、入塾テストがありません。また、勉強のしづらい生徒もたくさん通ってくれております。
この中には、入塾に偏差値が30台~40前半の子どもも少なくありません。
しかし、偏差値が30台~40前半だと、きっと学校生活において、辛い場面が多くなることがあると思います。
こうした子どもたちが1~2年の通塾で偏差値が50台にのるということは、学校生活も楽しいものに変わる可能性があります
人生において、子どもの時間というのは、とても大切です。この時期に、学校生活が楽しいか辛いかでは大きな違いがあります。
そういう意味において、入塾時に勉強が苦手だった子どもが、平均的な学力をつけることは、その子どもの将来においてもとても大切だと思っております。
さらに、小学5年生も、4年生時から通ってくれている子どもは、大きく学力を伸ばしてくれております。
努力すれば、学力が上がり、学校生活が楽しくなるす。そこから、将来への希望のつぼみが大きくなり、培った学力で、社会に貢献できる大人へと成長してくれることを願っております。


1年で目を疑うばかりの成長

tabletop-photography-1601184_640はなまるゼミナールでは、小学算数の授業の初めの10分で、「頭の体操」と称して、さまざまな計算トレーニングをします。
虫食い算や、つるかめ算、100マス計算など、その種類は数十あります。
今、小5算数では、通分をしているのですが、ある生徒が1年前から比べ、とても力がついてきたことに驚きました。
この子は、小4で入塾してきたのですが、100マス計算の1桁+1桁でも、1桁✕1桁でもとても時間がかかっておりました。九九の計算ですら、他の生徒の1/4~1/5くらいの計算スピードでした。
ところが、先週、約分をやっていた時、「○と○の公約数は?」という問いに、素早く答えられるようになっており、「力をつけてきたなあ」と思っていました。
そして、今日。
通分で、「12と18の最小公倍数は?」という問いに対しても、すぐに「36」と答えられるようになっていたのです。
1年前まで、九九ですら、怪しかった生徒が、今や九九にはない「12と18」の倍数を頭に思いうかべ、その公倍数を瞬時に分かるまで成長してくれたことに驚きました。
この間まで、毎回「がんばろうね」と励ましていたのに、今や毎回「すごいなあ、よくできるようになったねえ」と感心しています。
あきらめずに、粘り強く努力することで、人が変わったかのように成長する。子どもたちに無限の可能性を感じています。