新年度は3月16日から始めます。

2015年度、新学年の授業は、3月16日(月)から開始します。

15年度は、小学生の指導要領の改訂と、2020年の大学入試改革を見据え、教材や授業形態をバージョンアップいたします。


小学校内容の理解の深さが中学校での学習を左右する

| black |はなまるゼミナールは、個人塾です。

個人塾ならではで、さらに少人数制ですので、大手にはまねのできないことは多々あります。

しかし、逆に言うと、私が大手塾で働いていたときに得ていたさまざまな情報などはなかなか入りづらいことも事実です。

したがいまして、保護者や子どもたちに不利のないよう、年に10回程度、さまざまな学習会に参加し、情報を得ております。

この間は、新指導要領になり、高校入試にどんな変化が現れているかという勉強会に参加してきました。

さまざまなことを学びましたが、ひとつ大変衝撃的なことが報告されましたので、ここで紹介しておきたいと思います。

それは、入試の数学・理科において、割合・単位量・速さなどがからむと、正答率が一気に下がるという事実です。

私としては、現場で20年以上、生徒指導をしておりますから、これら割合・単位量・速さなどができない子どもが増えていること、そしてそれが中学の数学・理科指導の妨げになっていることは理解しておりました。よって、はなまるゼミナールでは、小6の間に小学算数を2回以上くりかえし、中・高に進学しても困らない基礎力・応用力を身につけてもらっています。

私にとって、衝撃的であるのは、小学校の時に「割合・単位量・速さ」などにつまづいてしまうと、中学生になっても取り返しがつかないという事実です。

つまり、小学生の時に塾通いをしていない子どもはいると思いますが、中学生になると、大多数が塾通いをし出すと思います。にもかかわらず、高校入試でこれらの単元が絡むと、点数がとれない=理解していないのです。これはつまり、小学校でのつまずきは中学生になり、塾通いをはじめても取り返しにくいことを意味します。

脱ゆとりの新指導要領になり、学校で習う内容は、量・質ともに膨大なものになりました。一説には、戦後最大の内容であるともいわれています。

中学校で習う内容は、それだけで大変な分量(そして、奥深い)であり、とてもさかのぼって学習できるようなものではないのです。それは、実際に今、子どもたちを教えていて、痛感するところです。なにせ、時間がありません。

しかし、新指導要領の膨大な内容も、実は、小学校の時にしっかりと学習しておれば、さほど大変なことはありません。もちろん、楽勝ということもないと思います。小学校の時に、努力する練習やあきらめずに考える練習、人の話をきちんと聞くことなど、基本的な学習姿勢などを身につけておけば、クリアできるのです。

はなまるゼミナールでは、なるだけ小学生5年までの間に、基本的な学習姿勢を身につけてもらい、小6では小学内容をより完ぺきに仕上げ、万全の体制で中学生になってもらいたいと思っております。

photo by: arquera

高校生 英語学力テスト

いぜんの記事でも何度か書いているように、指導要領の改訂、つまりゆとり教育の終焉は、なにも小中学生だけではありません。高校においても、指導要領が改訂されました。2012年は先行実施、2013年から全面的に適用されます。
さて、高校の新指導要領でやはり関心の大きいのが、「英語」の授業であると思います。新指導要領では、「使える英語」を目的とし、日本語を使わずに「英語で授業を進めることが基本」と定められているからです。
こうした中、文部科学省は、来年からの「英語での授業」に向けて、現高3生に「英語学力試験」をおこなうようです。
この学力試験は、従来の「読む」「書く」「聞く」力以外に、試験官を前にして、英文を読んだり、イラストを見て英語で説明させる試験、つまり「話す力」も見るようです。
これで、生徒の現状を分析し、教員の指導力の向上につなげるということで、13年からの「英語での授業」の本格化が垣間見えます。

英語学力試験:全国の高3に実施へ 「話す力」も採点

毎日新聞 2012年06月12日

文部科学省は全国の高校218校の3年生を対象に、英語の学力試験を実施する。高校生を対象にした初の大規模な学力テストで、「読む」「書く」「聞く」力のほか、「話す力」も採点する。来年度から高校の英語の授業が原則英語で行われるようになるため、生徒のレベルを把握して教員の指導力の向上につなげるのが狙い。結果は今秋設置する有識者会議で分析し、今年度中に公表する予定。【石丸整】

対象は、文科省が今年度英語指導力を強化する拠点校に指定している110校と未指定の108校の3年生計約6万4000人で、全公立高校生の8.6%にあたる。今月下旬〜8月上旬、日本英語検定協会かベネッセコーポレーションが作成した試験を受ける。1人1000円の受験料は同省が負担する。

試験ではリスニングを含めた従来型のペーパーテストのほかに、10分程度のスピーキングテストを実施。各校40人以上の生徒1人に対し、試験官1〜2人が面接し、あいさつや「朝何を食べたか」など簡単な質問をした後、英文を音読させてアクセントや抑揚をテスト。最も重視するのは、4コママンガなどを説明させる課題で、文章作成と説明の能力をみるという。

 


新指導要領と国語の入試問題~その傾向と対策~

中学校では、新指導要領による授業がこの春から開始されています。さて、新指導要領の国語では何が重要視されているのでしょうか。そのポイントは、次の3点にあると考えます。

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1 言語活動の重要性

これまで「留意事項」としてあった「言語活動」が「必須・重要」となりました。

つまり、課題について調べたり、自分の意見を文章として表したり、自分の活動を文章として表すことが「必須・重要」となったのです。さらに、「物事の良さを多くの人に伝えるための文章を書くこと」も追加されています。

2 「交流」についての指導事項の追加

1で書いている「自分の意見」や「報告」を表すだけでは無く、他の人の感想を聞き合ったり、報告し合ったりすることも指導事項として追加されています。

3 伝統的な言語文化に親しむ

日本語の特徴や良さを理解したり、古文や漢文の指導の充実が上げられています。

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すると、こうした新指導要領の内容が入試に反映するとどうなるのか、具体的に、奈良県と埼玉県の公立高校の入試問題を見ていきたいと思います。

平成24年 奈良県立高校の国語の入試問題

春香さんは、次の□内のように学校新聞の記事を書いた。

(次の「 」内の文章が□内)

「バスケットボール部は、二月二十日に行われた地区大会で、創部以来初の三連覇を達成した。

決勝戦では序盤から着実に得点を重ね、終盤までリードを保って、48対30と危なげなく勝利した。校長先生は、「三連覇はすごい。みんなの努力が実を結んだ」とたたえた。

田中陽一主将(二年一組)は、「結果はもちろん、冬の練習を乗り越えたチームの成長を感じとれたことがうれしい。これに満足することなく、次は、今まで優勝経験のない春の県大会を制したい」と力強く語った。」

そして、記事の内容をもとにねらいの異なる次の二つの見出しを考えた。

A バスケ部、新たな歴史を刻む!

B バスケ部、春にも歴史を刻め!

このA,B二つの見出しからどちらか一つを選んでその記号を書き、あなたの選んだ見出しには、どのようなことを伝えようとするねらいがあるか、記事の内容にふれながら書け。

 

さて、まず「問題」はどこに書いてあり、何を問うているのか、しっかりと読まないと理解できない生徒も多いのではないかと思います。

これは、2つの見出しから1つ選び、そのことによって何を伝えようとするのか、自分の意見を書く問題です。さきの新指導要領の内容からいうと、1の「意見」をしっかりと表すことができるのかを見る問題ということができるでしょう。

さらに、平成24年の埼玉県立高校の入試問題も見ておきます。

 

次の意見A~意見Dは、「日常生活の中で、言葉の使い方はどうあるべきか。」という質問に対する意見です。この四つの意見をもとに、「日常生活の中での言葉の使い方」というテーマで意見文を書くことになりました。

この四つの意見A~意見Dの中からあなたの考えに近いものを一つ選びなさい。また、そう考える理由も含めて、あとの(注意)に従って、あなたの意見を書きなさい。なお、解答用紙(2)の指示された空欄に、選んだ意見の記号を書き入れなさい。

意見A 書き言葉も話し言葉も、正しく整えて使うべきだ。

意見B 書き言葉も話し言葉も、細かいことは気にしなくてもいい。

意見C 話し言葉では細かいことは気にしなくてもいいが、書き言葉は正しく整えて使うべきだ。

意見D 書き言葉では細かいことは気にしなくてもいいが、話し言葉は正しく整えて使うべきだ。

(注意)

(1) 段落や構成に注意して、自分の体験(見たこと聞いたことなども含む)をふまえて書くこと

(2) 文章は、十三行以上、十五行以内で書くこと。

(3) 原稿用紙の正しい使い方に従って、文字、仮名遣いも正確に書くこと。

(4) 題名・氏名は書かないで、一行目から本文を書くこと。

 

先の奈良県立高校入試問題もこの埼玉県立高校の入試問題もそうですが、何を選ぶかで正答を出させる問題ではありません。一般的に国語問題といえば、「次のア~エのなかから適当な選べ」とあったら、答えは1つであり、まったくの勘でやっても1/4の確率で正解します。しかし、こうした形式の入試では、Aを選ぼうがBを選ぼうが、まったく自由で、どちらが正しいということではありません。問題は、選んだ選択肢について、「相手を説得させるだけの理屈と文章能力」が問われているわけです。そして、さらにいうと、国語力のない子どもは、そもそもこの問題文を理解し、解答を導き出すことすらむずかしいのではないかと思われます。

また、埼玉県の問題では、注意(1)として「自分の体験をふまえて」意見を書けとしてあり、日常からいろいろな問題意識を持って、意見形成することが問われています。限られたわずかな時間の中で、問題をサッと読み理解し、「体験をふまえて」自分の意見を書くことなどなかなかすぐにできることではありません。まさに日常生活のあり方が問われているといえます。

こうした入試問題をしっかり解いていくためには普段から「なぜか」ということを自分で表現できる練習が必要です。

たとえば、家族で食事に行き、食べたいものを決めるときでも、「誰かが決めたから、私も」ではなく、「これを食べたい、なぜなら~」と自分の意見を持ち、その理由をつねに考えるようにしていけば、少しでも練習になるのではないかと思います。

私たちは、つい「長いものに巻かれてしまう」ことが多々ありますが、今後、ますます国際化が進んでいくことを考えても、しっかりと自分の意見を展開する練習を子どものうちからしておいた方がよいのかも知れません。

photo by: dani0010

高校でも「脱ゆとり」~~学力重視へ

いよいよ2012年春、今年から中学校では「脱ゆとり」が完成します。私は、いわゆる「白表紙本」を見たことがありますが、なかなか内容もハードになっております。

以前にも書きましたが、この「脱ゆとり」は、これからの日本の社会を支えていく若い人を幅広く作らないといけないという、政府の危機感から来ていると、私は思っています。ですので、当然のことながら、「脱ゆとり」教育は、中学校だけではおさまりません。『毎日新聞』のサイトで、以下のような記事がありました。

重要なところで言うと、数学で27%増、英語で25%増、理科で17%増と、英語教育と理系教科に重点が当てられて、大幅に教科書内容が増加していることが特徴です。取り分けても、今後高校英語では、日本語を使わない授業がおこなわれる予定であり、ますます国際化が進む中で、英語を使いこなせる若い人を作るという目標の表れですし、また、理系教科の教科という点では、資源の乏しい技術国日本としては、理数系の優れた人材がほしいというあらわれであると考えます。

いずれにしても、現在、中学生においては、しっかりと中学校で学習を積み、高校で習う内容が大幅に増えたとしても、何ら困ることないような学力を養っていく必要があります。

高校教科書:ページ数増加で学力重視 検定結果公表

文部科学省は27日、来春から主に高校1年生が使う教科書の検定結果を公表した。教育内容を増やした新学習指導要領に基づいた教科書で、現行の教科書(11年度供給)と比べたページ数は全教科平均の合計で12%増となった。教育内容を絞り込んだ99年の指導要領に基づく05年度供給分に比べると16%増で、小中学校に続き高校でも学力重視の教科書に塗り替わった。

今回の検定には、高校の共通と専門を合わせた17教科について、36社から275点の申請があり、274点が合格。不合格は理科の新科目「科学と人間生活」の1点。共通教科で合格した218点について、文科省が記述の不備を指摘した検定意見は計7743件だった。今春から先行実施される数学と理科の一部教科書は10年度に検定が済んでいる。

教科別の1点当たりの平均ページ数は、数学206ページ(11年度供給分比27%増)▽英語154ページ(同25%増)▽理科650ページ(同17%増)--など増加が目立った。数学と理科は、理数教育の充実に伴い復活や新たに盛り込まれた内容が多く、英語は指導する単語数が1300語から1800語に増えたことなどが理由とみられる。

東日本大震災については、地理歴史と公民を中心とした53点に記述があり、このうち16点が津波を記述。東京電力福島第1原発事故も16点が記し、7点が放射能にも言及した。今回は申請時期が5~6月と、震災発生の3月から間がなく、年表に追加する程度の教科書が多かった。検定済みの教科書でも事情の変化などによる内容の修正は可能で、今後の訂正申請が見込まれる。【木村健二】


「つめこみ」教育考

Happy Pi Day (to the 69th digit)!
 

30年前の算数の問題集はむずかしい

昔の問題集を見ていると、「よくこんな問題を解いていたなあ」ということがあります。今の問題集と比べ、数段難しいのです。

中学では2012年から、指導要領が改訂され、ついに「ゆとり教育」から脱却します。こういう表現をすると、「詰め込み教育へ戻るのか」という論議が一方で起こります。

しかし、私は、脱「ゆとり」が、そのまま「詰め込み」ではないと考えます。

そもそも学習とは、基本事項をしっかりと「詰め込む」ことであり、それ抜きに発展はありません。基本をしっかりと「詰め込んだ」上で、応用力を身につけていくことが子どもたちにとって必要であると考えます。そのとき、応用までも「解き方、考え方の暗記」によってクリアしようとするのが、いわゆる「詰め込み教育」だと思うのです。そのように、すべて「暗記」によってクリアしようとする「詰め込み教育」には、私は反対します。

つまり、学習の初期段階の「暗記」という作業と、後半の「応用」への道筋を一緒くたにしてしまうと、脱「ゆとり」=「詰め込み」の復活というようになってしまい、おかしくなるのではないかと思います。

さんざん話されてきたことですが、たとえば「ゆとり教育」下においては、算数において3ケタ以上の計算は学校で教えられませんでした。その結果、中学に入り、濃度や圧力計算などで桁数が多くなると、多くの子どもは計算ができなくなったのです。これでは、基礎的な計算すらできないというのとほぼ同義であり、教育の意味を疑ってしまいます。

つまり、基礎学力育成の時期において、しっかりと「詰め込み」教育をおこなうメリットは、基本的な事項を暗記し続けることによって、頭の中に多くの知識が残せるということです。実はこの事は、人間の学習過程においては非常に重要なことではないでしょうか。土台を形成する若いうちに知識を覚えるクセを身に付けることで、その後の人生における判断材料を豊かにし、実社会でのさまざまな「応用」ができるようになるのです。

その上で、応用に関しては、自分の力で考え、解き明かしていく力を付けるべきだと思います。子どもたちが今勉強しているのは、数年先に受験ではありません。受験はあくまで通過点であり、今おこなっている勉強は、その後の人生を自らの力で切り開いていくためであると思います。

安易なテクニックなどより、本質的に物事を考えていく力を付けることで、たくましく生きていける人間へと育ってほしいと思うばかりです。


文部科学省が目的とするこれからの英語教育

Fox Lea Farm Horse Show, Venice, Florida 11.6.2011
Creative Commons License photo credit: nikoretro


小学生にも英語教育が本格的に導入されてきました。中学校では2012年に新指導要領になり、完全に「ゆとり教育」から脱することになります。

さて、小学生をお持ちの保護者の方を中心に学校英語がどのようになっていくのか、不安な方もおられると思います。
今、文部科学省が目的とする英語教育は、
「使える英語を高校卒業までにマスターする」
ということになります。
文部科学省が想定する高校英語の目的から逆にみていきたいとおもいます。
高校英語では、これまでの講義型授業ではなく、活用型の授業になります。つまり、英語で自分を表現することを目的とします。端的に言えば、「使える英語」を高校生のうちにマスターするということです。
したがって、これから高校英語では、英語の先生は日本語を使わない授業をおこなっていくことになります。具体的には、2013年からは、日本語を使わずに英語の授業がおこなわれ、英語で自己表現する授業になっていく予定です。
高校英語で、英語ので授業になるということは、中学までにはそうした英語の能力を付けなければならないということになります。
従って、中学英語の目的は、リスニングとスピーキングの他に、リーディングとライティングがかなり強化されます。来たるべく英語の授業に耐えれるだけの、単語力や英語表現力を身につけなければなりません。
しかし、中学英語でそこまですべてをマスターするのは大変なので、小学英語でリスニングとスピーキング、簡単な会話をマスターしようというわけです。
もう一度まとめると、次のようになります。

小学英語 → リスニングとスピーキング、簡単な英会話
中学英語 → +リーディングとライティング、日常会話に必要な単語や表現
高校英語 → 総決算として活用型授業へ。つまり英語を使う授業へ

小学生あるいは中学生においては、それぞれ最低限何をマスターしなければならないのか、ご確認いただければ、学年が上がっても慌てる必要はないのではないかと思います。
最後に、今まで、中学・高校と英語を勉強してきても、誰も話せるようにはならないといわれてきた学校英語ですが、これからは小5~高3までしっかりと勉強していけば、高校卒業の頃には、ネイティブと会話できるくらいの能力がつくようにカリキュラムが変えられました。
子どもたちへの負担はかなりのものですが、考え方を変えれば、高校までしっかりと学習すれば、英語が使えるようになると思えば、将来の財産になるのではないかと思います。


【シリーズ教科書改訂5】はなゼミの方針

 

2012年の新指導要領による「教科書大改訂」の中身について、重要な点について4回に渡りお知らせしてきました。
さて、はなまるゼミナールでは、この「教科書大改訂」を受けて、2012年の中学生に対する指導方針を若干変更させていただきます。
基本的な指導方針は、当ブログやチラシに書かせていただいているとおりで変更はいたしません。はなゼミでは、主要教科については、週に2回の授業回数をとっているため、内容が豊富になっても、じっくりと指導していくことができます。しかし、豊富な内容の定着となると、やはり家庭学習の充実が非常に大切になってきます。復習の時間がこれまで以上に必要なのです。

従いまして、2012年からは、これまでのカリキュラムに対し、家庭学習用のカリキュラムを策定し、これまで以上に家庭学習の指導を強化いたします。現在、新指導要領の内容をしっかりと理解、家庭できちんと復習できるよう、教材と指導内容を検討中です。年明けには、発表したいと思います。
新指導要領になっても、安心して通っていただけるよう、鋭意努力していく所存です。

なお、このシリーズは、各教科の変更点と学習上の注意すべき点を報告させていただき終える予定にしておりました。しかし、分量がかなり増えてしまい、ブログではかなり読みにくいものになってしまいますので、ブログでのお知らせをやめ、年内にチラシとして配布させていただく予定にしております。通塾していただいている方には、生徒を通じてお渡しいたしますが、通塾されていない方で、ぜひほしいという方がおられましたら、ご遠慮なくお知らせください。


【シリーズ教科書改訂4】小学校教科書はどうなったか


中学校の教科書は、2012年に教科書改訂が完了いたしますが、小学校では、今年2011年に改訂がおこなわれ、すでに小学生をお持ちのご家庭では「厚くなった」教科書をお持ちのことと思います。
算数で33%ほど内容が増え、理科では37%もの内容が増えております。
さて、理科と社会に関しては、ほぼ同じ内容を中学校で繰り返しますので、割愛させていただきますが、「積み上げ」の教科として算数のことを書かせていただきます。
算数はかなりの分量になりました。では何がどう増えたのでしょうか。
基本的には、小6以外は、これまで上の学年で習っていたものが下りてくる形になっています。従いまして、保護者の方が見られても、「厚さ以外に変化がない」と思われているかもしれません。しかし、習う学年が1~2年下がるというのは、子どもたちにとっては大変なことです。
とりわけ、小学生では、成長著しいですが、逆に言うと、1年の差はとても大きいものがあります。理解力などを取ってみても、いままで5年生が理解していたものを4年生に理解させるとなると、じっくりと時間をかけ、演習量もそれなりに取っていく必要が生じてきます
しかし、実際には、学校での学習時間が増えたとはいえ、教科書の増加ほどではなく、小学生であっても(中学受験しなくても)しっかりと家庭学習をしていく必要があります。
また、これまで小6でやっていた内容のかなりの部分が小5へ回されたことにより、小6では様々な新しい内容が付け加えられております。これまた、きちんと理解していくためには、学校の授業をちゃんと聞くことにくわえて、ご家庭でのさらなる学習が不可欠となります。
家庭学習のコツとしては、復習をしっかりとおこなうことにつきます。まず、第1に学校で習ったことをしっかり理解しているか確認すること、第2に、学校でやった演習などで間違えたところをもう一度やり直すこと、さらに余裕があれば、問題集を1冊買って演習量をふやすことができれば合格ではないでしょうか。このとき、問題集は解説がちゃんと載っていて、自分で勉強できるものにしてください。○だった×だった、ではまったく意味がありません。なぜ、×なのか、あるいはなぜ正解したのかというのが、大切な勉強になります。
また、予習ですが、習い事などで忙しいようであればさほど重視する必要はありません。大事なことは、習ったことをきちんと理解していくという作業になります。もし、「いや、予習もさせたい」ということであれば、国語の予習をさせてください。《1》教科書の音読をする、《2》新しく出てきた漢字や言葉を調べる、この2点で充分だと思います。もちろん、予習に手間をとって、復習ができないなんてことは絶対に避けなければなりません。
また、はなまるゼミナールでは、算数・国語は週に2回づつおこないます。1週間に2回づつ授業することにより、少しづつ確実に理解できるようにしております。基礎をしっかりと固めた上で、さらに、中学や高校へ進学したときのことを考えて、応用を加えております。
小学校の授業でちょっとつまづいているという方は、是非一度お越しください。1週間の体験授業でおわかりいただけるのではないかと思っております。


【シリーズ教科書改訂3】授業時間の変化

 

 

2012年から、それまでのゆとり教育を脱して、大幅に教科書のページ数が増え、内容が拡大されることをお伝えしました。
では、授業時間はどう変化するのでしょうか。

これまで、ゆとり教育の中で重視されてきた「総合」の時間はかなり削られ、主要5科を含め教科授業の時間は大きく増えます。

上記の表は、5教科の3年間の授業時間数の変化です。英語と理科が1・3倍、数学と社会は1・2倍、国語は1・1倍へと授業時間が増えることになります。

しかし、先の記事に書いたように、教科書のページ数の増加の割合よりも少ないことに注意を払う必要があります。つまり、それは授業スピードが増加することを示しています。

ただ、下のグラフ(クリックで拡大します)にあるように、これまでは、中1で560時間おこなっていた5科授業を、中3では480時間と学年が上がるに従って減らしてきたのですが、今回の指導要領改訂では、中1で630時間、中3では665時間と、学年が上がると授業時間を増やしています。学年が上がるに従い、内容は当然深くなるわけですから、時間がかかって当然ですので、こうした時間配分は正当なものではないかと思います。しかし、それでも1回の授業における内容がこれまでより多くなることは言うまでもないですし、これから中学生は「学年が上がれば学校での勉強時間が増える」ことを意識しておかなければならないと思います。

このように、教科書のページ数や内容の増加ほどではありませんが、授業時間数も増加します。

しかし、注意すべきは、教科書の内容が増え、授業時間数が増えたからといって、子どもの学力が自動的に上がることはありません。当然、子ども自身がしっかりと学校の授業を聞いて、きちんと復習していかなければ、まったく意味がないのです。むしろ、それどころか、1回の授業で学ぶ内容が濃くなるということは、それだけ「勉強する子」と「勉強しない子」との差が拡大することになります。

また、先にも書きましたが、差が広がるスピードが早くなることも注意すべきです。あっという間に、差が広がり、どうしようもなくなったということがないよう、細心の注意が必要です。
まとめると、

《1》 教科の内容、学習時間が大幅に増える

《2》 内容が深まった分の学習を、学校外でおこなう必要がある

《3》 量が増えスピードが速くなる分、しっかり勉強しないと、あっという間についていけなくなる

現在、小6と中1のお子さまの保護者の方々には、ぜひお子さまの学習状況をしっかりと観察していただきますようお願いいたします。