働くということ

Lady in red
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小学生の国語の授業で、詩を読みました。

リズムの良い詩を声を出して読むことの心地よさを、子どもたちにも感じてほしいために、わずか1回の授業でいくつもの詩を皆で音読します。

さて、教材の中に、サトウハチローさんの「働くようになってから」という詩があり、感銘を受けたので紹介させていただきます。

私は、高校生がアルバイトをすることには否定的です。年に何度かバイトをすることは社会勉強としていいと思いますが、基本的には高校生は勉強をはじめとして、その感性の豊かな時期にいろいろな経験を積んでほしいと思っています。仕事なんで、卒業後、イヤというほどできます。

さて、この詩には、働くことの喜びが表現されています。働くものだけが味わえる喜びです。世の中が、不景気になってくると、働く場所がなくなってきますが、子どもたちには今、しっかりと力を蓄えていってもらい、近い将来この働くものだけが味わえる喜びを感じてもらいたいと思います。

 

働くようになってから    サトウハチロー

蜜蜂の羽の音がきこえる
―働いてるんだな
はね橋があがる
―働いてるんだな
煙突から けむりが出ている
―働いてるんだな
荷車が通る
―働いてるんだな
自分で働くようになってから
働くものが目につく
働く音が耳にひびく
働くものが よくわかる
よくわかる

働くようになってから
時間がカラダに
ぐいぐいぐいと しみこむ
ことに夕方の風

灯び
匂い
人の足取り
そんなものから
はっきりと時間を
くみとることが うまくなった
これもえらい収穫だ

働いたお金で
何かを買う
買ったものを しみじみとみる
指の腹でなぜる なぜる
ほっぺたに押しあてる

働いて得た賃金をためる
ふえて行く数字をながめる
よろこびが


塾の規模を大きくしない

今朝、インターネットでニュースを確認していると、大学生が女子高生を20分にわたって痴漢、逮捕というのを見ました。痴漢という犯罪は、卑劣でとても許せるものではありませんが、住所と実名が入っているので怪訝に思い、調べてみると地域の塾の学生講師でした。

保護者の方から、ときどき聞かれることがあります。「どうして大きくしないのか」と。

それにはいくつか理由があるのですが、その内のひとつに「講師のリスク」があげられます。

昨年まで大手塾で1教室を任されておりました。私の下で10名ほどの講師が生徒指導に当たってくれておりました。とうぜん、ほとんどの講師は熱心に指導してくださるのですが、毎年1名は、かならずといっていいほど“あぶない”講師がおりました

私は、生徒を守る立場ですし、信頼して預けてくれる保護者への責任もありますので、それら“あぶない”講師をどう扱っていくのか、毎年大変頭を痛めておりました。そうした講師と話し合いをすることは当然なのですが、その講師といくら話し合っても、あるいは注意しても共通していえることは基本的に改善されないのですね。もちろん、改善されるのであれば、その時点で“あぶない”講師ではないのです。普通に話すらできないから”あぶない”んです。上司に相談しても解決せず、仕方なく本部上層部に何度かかけあったこともありました。しかし、回答は「人事はガマンだ」という一言でした。その冷たさは今でも忘れられません。保護者や生徒を思うと、本当に身を切られるような辛さでした。私が信頼していたある先輩教室長も言っておられましたが、「最終的には、教室は自分で守らんとアカンよ」ということだったのです。

何年か前に、京都の大手塾で殺傷事件がありました。それは殺人という人間の尊厳を根本から否定する大犯罪でした。ここまで大きなことにならず、ニュースにはならないまでも教育現場において講師を雇うのにはかなりのリスクがあると思っております。もちろん、そうしたリスクは大昔からあったことですが、ここ5~6年の間に、とても大きくなったというのが現場で働いていて強く思ったことです。今、逮捕された学生が働いていた塾の経営者や幹部社員の先生方は、大変胸を痛めていることだと思います。信頼して預けてくれている保護者や通ってくれている子どもたちにどれだけ申し訳ないと謝罪してもしすぎることはないでしょう。

地域の親御さんに支持される以上、子どもたちをできるだけ安全な環境で守りたいということ、そして子どもたちが元気に通ってくれる以上、安全で健全に成長してもらいたいと思えば思うほど、塾の規模はけっして大きくしないと決意は強くなるばかりです。


読解マラソンはじまりました!


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まだまだ、スタートしたばかりですが、子どもたちのテキストを採点しておりますと、成績の伸び悩みと読解力の関係は、思った以上に深くつながっているなと感じております。

勉強が出来ない原因として、勉強していない=勉強不足であるという側面だけでなく、読解力がないために、教科書や教師の話が正しく理解できていないことがあげられると思うのですが、今回、このことをしみじみと感じております。

つまり、逆に言うと、きちんと読解力をつければ、国語力のみならず、いろいろな力がついてくると、あらためて確信いたしました。
読解マラソンを受講していただいている保護者の皆さん、そして子どもたちには、長い道のりをどんなに遅くても、コツコツと読解力をつけてもらって、かならず他教科の成績向上につなげてもらいたいと思っています。


あきらめたら、一生僕は起き上がれないのさ!

私は100回でもまた起き上がろうとチャレンジします。
もしも100回すべて失敗して、私が起き上がることを止めるとしたら、私は二度と起き上がれないでしょう。
でも、失敗してもまたチャレンジするなら、そしてまたさらにチャレンジするならば、それは終わりではないのです。

 ニック・ブイヂチ

ぜひ、一度ご覧ください。


2学期開講 生徒募集!

9月3日(土)より、2学期開講いたします。

一部の学年においては、ほぼ満席になっております。

入塾をご検討の方は、お早めにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。

ここからB4版のPDFをダウンロードできます。