はなまるゼミナールの夏期講習会

1,期間 2012年7月23日~8月31日

2,講習時間および科目

小学4年生 【国語、算数、英語】 1日2時間×8日間(計16時間)

小学5・6年生 【国語、算数、英語】 1日3時間×8日間(計24時間)

中学1年生 【5教科】 1日3時間×12日間(計36時間)

中学2年生 【5教科】 1日3時間×14日間(計42時間)

中学3年生 【5教科】 1日3時間×28日間(計84時間)

※最終日には、全国模試を実施いたします。その後、模試の類似問題演習と解説により、弱点の確認・強化を行います。

※旅行や部活の試合、病欠などには、振替補習を行います。

3,特徴

◎完全復習カリキュラムとなります。先取りはいたしません。それは、確実に土台を作り上げないと、先に進んでも積み上がらないからです。逆に言うと、しっかりと土台を作り上げておけば、先へは進みやすくなります。

◎復習をおえた後、少し難しめの問題演習をおこない、実力をさらにつけます。

(1)小学生の特徴

しっかりと復習すると同時に、応用力を身につけます。また、中学生になって困らないよう、英語学習を行います。

英語カリキュラムは、小4生はゲームをしながら、アルファベットを覚えてもらいます。小5・6生はフォニックスを学び、将来にわたって、困らない基礎力を身につけてもらいます。

(2)中学生の特徴

中1・2生では、今年度から施行された「新指導要領」の膨大な内容をしっかりと理解し、応用できるカリキュラムになります。中3になってから慌てるのではなく、今から出来るだけ、復習していき、来たるべき入試に備えていきます。

中学3年生は、中1~3年前半までの内容を一気に勉強し直す「最後のチャンス」です。このチャンスに84時間もの時間を費やし、入試に備えます。84時間というと、「多い」と思われるかも知れませんが、1教科当たり16時間しかありません。わずか16時間で2年半の内容を復習し直すとなると、けっして「多い」ということはありません。しかし、この84時間を有効に使えば、かならず実力がつくと確信します。



教え子からのメール

先日、教え子から無愛想なメールが来ました。

炎色反応の覚え方を教えてください。確か、リアカーなんちゃらって、、、

彼女を教えていたときは、まだゆとり教育カリキュラムだったので、炎色反応などはほとんど教えません。しかし、彼女をはじめ、彼女のクラスは優秀だったために、1度は炎色反応という物質を判断する方法があり、その覚え方は、、、と教えたことがありました。

2年も前に、しかも1度簡単に教えたことをよく覚えていてくれたものです。聞くと、高校2年の現在、化学の試験で覚えないといけないということでした。

私は、塾を経営していてなんですが、塾を100%肯定してはおりません。ひょっとすると、必要悪なのではないかと悩むこともあります。数学にせよ、理科にせよ、国語にせよ、社会にせよ、本来ならばその根本から教えないとならない事柄を、テクニカルに教えすぎてしまうきらいがあるからです。そのことで、子どもたちがみずから悩み苦しむ権利を確実に奪ってしまいます。小学生や中学生の間は、塾教師のような学習コーチのような存在があっても良いとは思いますが、高校、大学と進んでも「学習コーチ」に頼っているようでは、少し寂しい感があります。そんなことを考えると、「必要悪なのか」と矛盾に苦しむことがあるのです。

しかし、中学生では普通なら教えてもらえないようなことがらについて、高校生になって本質的に学ぶようになってから、「そういえば、中学の時に少し習った!」と思い出すことができるというのは、法律で定められた学校ではない「塾」ならではのことです。

そういえば、私自身、高校生のとき、高校の授業を受けながら、「あっ、これ。中学の時、塾で教えてもらった!」と喜んだことがありました。こうした経験があったからこそ、20才から塾で働くようになって、つねに「高校になっても通用するような授業をやろう」と思ってきました。少し深いところを紹介しながらの方が、子どもの好奇心を刺激し、より理解がしやすいのではないかと思っているのです。

教え子からの「炎色反応の覚え方」のメールを受け取り、あらためて初心を顧みております。

photo by: nate steiner

部活と勉強の両立

親御さんと面談などをしていると、たびたびこうしたことを相談されることがあります。
うちの子、成績が悪いので、部活を止めさせようと思っています
私は、ほとんどの場合、部活を止めさせることには反対します。それは、部活を止めて、自由な時間が増えたからといって、その分勉強するとは限らない。むしろ、部活に集中し、残りの時間を勉強に集中するという「緊張と緩和」という意味では、部活を止めてしまうと「緩和」ばかりになってしまって、勉強すら集中できなくなる可能性が高いと言ってきました。
理論的にどうかはよく分かりません。しかし、経験上、ほぼまちがいなく「部活を止めても、勉強に集中しない」と言えるからです。
さて、では「部活と勉強の両立」という問題をどのようにとらえるべきなのでしょうか。
そもそも、「部活と勉強」を相矛盾したことがらのようにとらえるべきではないと、私は思います。そうではなくて、子どもが成長していく上で、ともに大切なことがらなのではないでしょうか。
たとえば、母親を例に取りましょう。
母親というのは、「子ども」を中心とした役割です。しかし、母親は、夫の妻としての役割もあります。また、その母親が外で働いていれば、「パートさん」「社員さん」としての役割もあるでしょう。同様に、父親だってそうです。「父親」という役割は、「子ども」を中心としたものです。会社に行けば、会社での役割があります。技術者で課長であれば、社内においても「技術者」という役割と「上司」という役割もあるでしょう。もしかしたら、さらに「経営者」としての側面もあるかも知れません。
たとえば、私であれば、家では「夫」としての側面、子どもたちには「教師」という側面、さらに「塾経営者」としての側面もあります。親からすると「長男」であり、妹からすると「兄」としての役割を果たさなければなりません。
さて、私たちは、様々な側面を持ちながら、生活をしているわけですが、妻があるいは夫が「こんないろんなことをするのはしんどいので、1つにしぼる」と宣言したらどうでしょうか。
ある日妻が、「疲れたので、子育てを止めて「妻」だけやる」とか、逆に「子育てはするけれど、「妻」はやめる」なんてことはありえません。
つまり、人が社会生活を送る上で、さまざまな役割があり、それぞれをこなしていく必要があるのです。それは、決して矛盾したバラバラのことではなくて、生活上、一体のことだと思います。
つまり、子どもの「部活と勉強」の両立を考える上でも、分解して考えるのではなく、一体のものとして、当然やっていくものとして考えていきたいものです。部活や勉強だけではありません。家事を手伝うこともあると思います。ご家庭によっては、妹や弟の面倒を見るということも大切でしょう。「大変なので、どれか1つ」ではなくて、どれも、子どもが成長していく上で、とても大切なことだと思います。


夢を実現するには我慢し努力しなければならない

面白い記事を見つけました。
「漫画家になりたい孫」に困っている女性へ、岡田斗司夫さんがアドバイスをされているのです。
岡田さんは言います。
「おばあちゃん、「ナルナル詐欺」に騙されています」
なぜ、「漫画家になる」という夢がなぜ「詐欺」なのか。それは、

「漫画家になることを目標として設定し、やりたいことを我慢してそれに向けて、努力していない」

からだと断言します。
さらに、「親は子の「夢」の応援をしてはいけない、「目標」を応援すべき」とも言っておられます。
なるほどです。
長年、塾教師をやっていて、子どもたちと面談を繰り返しておりますと、「勉強がどうしても嫌いな子」や「努力するのが嫌いな子」に限って、安易な「夢」を語ります。
たとえば、女子であれば「美容師」「ネイルアーティスト」「パティシエ」などが多いです。もちろん、本当にやりたい仕事であれば良いのですが、彼女たちと話をしていると、本当になりたいというよりも、現実から「逃げ」てるなと感じることが多いのです。
岡田さんの言うように、それが本当に「なりたい、やりたい」目標であるならば、いろいろなことを我慢して努力する必要があるでしょう。しかし、我慢したり、努力したりもせずに、「○○になりたい!」だけでは、なれるはずもなく、「ナルナル詐欺」と言われても仕方ありません。
かつて、大リーグで活躍するイチロー選手が小学6年生だったときの作文を紹介しました。イチロー少年は、プロ野球選手という夢を叶えるために、友だちともほとんど遊ばず、年中、辛い練習を行うのです。これこそ、目標を実現するために、我慢し努力している姿と言えるでしょう。
もし、お子さまの「ナルナル詐欺」に悩まれている保護者の方がおられましたら、上記リンク先を参考にしていただき、

「そんなになりたいなら、やりたいことを我慢して、その実現に向けて努力しなさい! 応援してあげるから」

と背中を押してみてあげてはいかがでしょうか。
どれだけ真剣なのかが、分かるのではないかと思います。

photo by: epSos.de

四つ葉のクローバー

子どもの頃、家の近くの空き地や休耕田などで、四つ葉のクローバーをよくさがしました。

しかし、私の見つけ方が悪いのでしょう。なかなか見つけられず、たぶん一度も見つけられたことはないと思います。「見つかった!」という記憶がないからです。

ウィキペディアによると、「伝説によれば四つ葉のクローバーの小葉は、それぞれ希望・誠実・愛情・幸運を象徴」しているそうです。

なぜ、四つ葉のクローバーを思い出したのかと言いますと、5月19日と20日に、中学生の定期テスト対策をやっていたときに、女子が四つ葉のクローバーをくれたからです。

休憩時間に、庭でクローバーの群生の中を、一生懸命探してくれ、「見つけた!」と言って4つもプレゼントしてくれました。見つけられない者には1つも見当たらないのに、見つけられる人にはたくさん見つけることができるんですね。先のウィキペディアによると、四つ葉のクローバーの出現可能性は1/10000だそうですから、見つけられる人にはそれだけ「幸運の神」がついているのでしょう。

せっかく、生徒がくれたので、さっそく押し葉にして、充分乾燥した後、缶バッチへと加工しました。

彼女たち自身の四つ葉のクローバーも缶バッチにしてあげました。彼女たちに、四つ葉のクローバーの「希望・誠実・愛情・幸運」が宿るように祈るばかりです。


長所と短所

中学3年生を指導していると、面接や願書を書く段になって
「先生、私の長所って何ですか?」
と聞いてくる生徒が増えてきます。そして、
「短所ならいっぱいあるんやけど」
と付け加えます。
私は、そのたびごとに、「僕は、君には長所はいっぱいあると思うで。君はどう思う?」と対話しながら、長所をまとめていくようにしています。
私もそうですが、日本人は、自己を表現することが苦手とされています。なかなか、自分の長所が認められないんですね。子どもたちもそうです。「短所」はずらずらと並べられるのに、いざ「長所」となると、照れもあるとは思いますが、なかなか出てきません。
しかし、中学3年生にもなってくると、体格もずいぶん立派になってきます。法律的に言うと、中学卒業後は働いても良いわけですから、もう「大人」の仲間入りできるわけです。そんな彼らが自分の「短所」ばかりが目について、「長所」が目につかないというのは、やはり辛いところです。
「長所」について話をするのは、子どもたちばかりではありません。親御さんとそういう話をすることもあります。
というのも、やはり母親も我が子の「短所」ばかりが目についてしまい、良いところが見えないのです。
そんなときには、「いや、お母さん、それは彼(彼女)の「悪いところ」ではなくて、「良いところ」ですよ」と、見方の違いを説明したりします。
子どもが自分のイヤなところばかりが目について、自己否定感にとらわれる。親御さんが我が子の悪いところばかり目について、「どこで育て方を間違えたのか」と悩んでしまう。そんなことばかりではしんどいですよね。
しかし、私は、
「その短所は本当に短所なのか」
と思うことはよくあります。
「自分の声が嫌いだ」といつも言っていた友人がおりましたが、カラオケなんか行くと、そのハスキーな感じの声が良いんですね。自分で思っている「短所」なんかは、意外と他人からすると、いい所だったりするんですね。
親御さんと話していて、

「うちの子、せっかちで直したいんですが」

ということを相談されたりします。しかし、私からすると、その子は往々にして、「頭の回転の速い子」として評価していたりします。ですので、

「いや、彼(彼女)の頭の回転の良さをもっと大切にしてあげたいので、直すというより、せっかちで失敗する部分をなくしていく方を考えていきましょう」

などといったりします。
また、「自己中心的で、人の話を聞かない、ガンコなんです」なんていうのも聞きます。しかし、これも私からすると、「悪い」というより「自分の意見を確固として持っており、むしろたくましい」感じがする子が多かったりします。
もちろん、本当に悪ければ、それは直すべきだと思いますが、「自己中心的な考えの子」を100%変えていくのではなく、彼(彼女)の「自分の意見をしっかり持っている面」を大切に認めてあげながら、部分的に問題が起きたときに修正していくという方が、子どもも自己肯定感の中で、生きていけるのではないかと思います。
こうなってくると、それはもう「短所」ではなく、その子の「長所」になります。
「短所」を「長所」に変えてしまえれば、子どもたち1人ひとりの個性がより豊かに伸ばせるのではないでしょうか。

photo by: Deanna Design