勉強はなぜつらいのだろう

勉強の始まりはなんでしょうか。私は、

文章を字句通りにスラスラと読めること

だと思います。

はなまるゼミナールでは、国語の本文は音読を基本としております。スラスラ読める子もいれば、つまりつまり読む子もおります。それは良いのですが、聞いているだけでは「スラスラ」読めているようでも、実は「自分勝手な」読み方、つまり読み違いをしている子どもが少なからずおります。「読み違い」をしていれば、文章を「スラスラ」読んでるようでも、内容はまったく理解できてはいません

しかし、実際に、子どもたちに音読してもらい、きちっと字句通りに読めているかチェックしながら授業を進めていくと、数ヶ月語には、字句通りに読めていくようになります。時間も手間もかかりますが、やはりこれが基本だと思います。文章が字句通りに読めないと、国語はおろか、算数だって、理科だって、社会だって、本当の意味で理解はできません。もちろん、好きな教科であれば、「何となく分かる」ということはあります。しかし、それでは「真の力」とは言えません。

書いてあることが分からないと、勉強も苦痛です。いくら見直しても、間違えのやり直しをしても答えが合いません。ますます嫌になります。内容が分かっていないのですから、答えが分からなくて当然です。ですが、文章がスラスラと字句通りに読めてくると、勉強がかなり楽になるのです。

子どもがはじめて、コマ無しの自転車に乗ったときを思い出してみるとわかりやすいかも知れません。頭の中は倒れるのではないかと恐怖でいっぱいになり、手には余計な力は入り、ガチガチになったりします。しかし、なれると、まったくそんなことは気にせずに、楽に自転車をこぎます。

勉強もやはり同じことではないかと思います。はじめは、いろいろと考えたり、余計な力が入って疲れるかも知れませんが、一度なれてくると、そんなにも辛いものではありません。もちろん、自転車に乗って、さっそうと外に出かけるのと比べると、勉強はそんなに楽しいことばかりではありません。しかし、コツコツと練習をし続ければ、やがてさっそうと勉強の世界に入り込めるようになると思います。そうなっていくような学習の指導を目指しています。

photo by: billaday

高校生 英語学力テスト

いぜんの記事でも何度か書いているように、指導要領の改訂、つまりゆとり教育の終焉は、なにも小中学生だけではありません。高校においても、指導要領が改訂されました。2012年は先行実施、2013年から全面的に適用されます。
さて、高校の新指導要領でやはり関心の大きいのが、「英語」の授業であると思います。新指導要領では、「使える英語」を目的とし、日本語を使わずに「英語で授業を進めることが基本」と定められているからです。
こうした中、文部科学省は、来年からの「英語での授業」に向けて、現高3生に「英語学力試験」をおこなうようです。
この学力試験は、従来の「読む」「書く」「聞く」力以外に、試験官を前にして、英文を読んだり、イラストを見て英語で説明させる試験、つまり「話す力」も見るようです。
これで、生徒の現状を分析し、教員の指導力の向上につなげるということで、13年からの「英語での授業」の本格化が垣間見えます。

英語学力試験:全国の高3に実施へ 「話す力」も採点

毎日新聞 2012年06月12日

文部科学省は全国の高校218校の3年生を対象に、英語の学力試験を実施する。高校生を対象にした初の大規模な学力テストで、「読む」「書く」「聞く」力のほか、「話す力」も採点する。来年度から高校の英語の授業が原則英語で行われるようになるため、生徒のレベルを把握して教員の指導力の向上につなげるのが狙い。結果は今秋設置する有識者会議で分析し、今年度中に公表する予定。【石丸整】

対象は、文科省が今年度英語指導力を強化する拠点校に指定している110校と未指定の108校の3年生計約6万4000人で、全公立高校生の8.6%にあたる。今月下旬〜8月上旬、日本英語検定協会かベネッセコーポレーションが作成した試験を受ける。1人1000円の受験料は同省が負担する。

試験ではリスニングを含めた従来型のペーパーテストのほかに、10分程度のスピーキングテストを実施。各校40人以上の生徒1人に対し、試験官1〜2人が面接し、あいさつや「朝何を食べたか」など簡単な質問をした後、英文を音読させてアクセントや抑揚をテスト。最も重視するのは、4コママンガなどを説明させる課題で、文章作成と説明の能力をみるという。