学習の基本である国語力をつける

greeting / 年賀状はなまるゼミナールでは、いくつかのオプション授業を用意してあります。その1つが、読解マラソンです。詳しくは、リンク先をご覧ください。

特徴を簡単に書いておきますと、(1)進級式で、子どもの現時点での読解力に合わせてスタートすること (2)無学年で、カリキュラムを廃止することでじっくりと問題に取り組めること (3)良問を多読することで、訓練の濃密にし、国語力を確実につけていくということ (4)漢字や熟語、ことわざや慣用句、文法事項を自然にマスターできること (5)解説をしないことで、子ども自身がまるでパズルをするかのように、あれこれ考えないと答えが導き出されないということです。

読解マラソンをオプションとして始めたのは、国語力・読解力を身につけないと、他の教科も解けないということがあるからに他なりません。計算はできるのに文章題は解けない、そもそも問題文を理解していない生徒は今までもたくさんおりました。英語を訳させると、おかしな日本語になり、主語や述語の位置を確認させようにも、そもそも「主語」「述語」という意味すら分からず、英語の説明をする以前の子どももたくさん知っております。やはり、私たちは、日本で生まれた以上、日本語で物事を考え、日本語で表現するわけですから、国語力はすべての学習の基本となります。

しかし、自分の力で文章を読み解き、考えるために十分な時間を割くのは、たいへん難しいということがあります。たとえば、学校において、1クラス30人以上もいて、スッと文章を読み取れる子どもとなかなか読み取れない子どもがいて、読み取れない子どもが読み取れるまでじっくり待ってあげることができるでしょうか。あるいは塾でも、国語力・読解力が弱い子どもがじっくりと読み解き考える時間を提供できるでしょうか。これは、集団指導でも個別指導でも難しいことだと思います。

私は、あえて「解説なし」で、じっくりと文章を読み、考えさせる時間が必要であると考え、このオプションを作りました。極端に言いますと、1回55分の授業内で1ページしか進まないということも良としております。子どもたちが悩み試行錯誤しながら、自らの国語力・読解力を身につけて欲しいと思うのです。

さて、はなまるゼミナールは「地元中学からの高校入試」を軸としておりますので、中学受験を目指す小学生の入塾は、基本的にお断りしております。私自身、かつて大手塾勤務の際に、中学受験生を指導した経験から、中学受験を目指すのであれば、やはり専門の塾に通って鍛えるのが最も良いと考えるからです。

その上で、中学受験を目指す小学生がまったくいなかったわけではありません。中学受験向けの授業はしないということを了承していただいた上で、何人か通っていただいておりました。

今年受験をおこなう中受希望の6年生のAくんは、土曜日の読解マラソンオプションにのみ通っていただいておりました。中受の塾でがんばって勉強しているが、どうしても国語だけが全く上がらないと、保護者の方が、はなゼミのサイトを探していただき、国語の基礎力をアップさせるためにと通わせてもらっておりました。また、来年受験のBくんも読解マラソンをとってくれておりました。

先日、この2人の生徒の親御さんから、読解マラソンで大きく力をつけたと喜びのご連絡を受けました。

Aくんは、国語が上がらないということでしたが、志望校の国語の過去問で8割をとれるようになったとのことです。本当にすばらしいことと思います。また、Bくんは、中受に向けて本格的に勉強するため、中受の塾に移籍したのですが、その塾の試験で、それまで中受の訓練を積んでいた生徒より国語の点数が上回り、その塾の先生が驚かれたといいます。

この両名とも、読解マラソンを始めたときと比べ、半年くらい経過してからかなり力がついていたことは私自身、たいへん実感しておりました。私の実感が、こういう形で「目に見える成果」となって現れたことは大変喜ばしい限りです。

算数などとちがって、なかなか成果の出にくい国語ですが、時間をかけてじっくり取り組めば、国語でさえもかならず芽が出るということだと思います。

photo by: Kanko*

子育ては社会で

My happy family - Eduard,Me,Biba,Bernadeta Paula, Henrij Paul and GREGOR PETERある塾のメールマガジンを読んでいると、家庭学習というテーマで次のようなことが書いてありました。

中学生くらいの勉強であれば、お母さんがすべて教えられるのだから、面倒を見るべきである

これには、私は強い違和感を覚えます。本当でしょうか。

まず、第1に、中学校で習う勉強がそんなに簡単なのでしょうか。高校入試問題の解説とまではいかなくても、たとえば国文法の「文の成分」や「品詞の識別」などをさっと教えられるものでしょうか。文学部を出ておられて、その辺は得意という方でも、数学で「三角形の合同条件」がさらっと言えたり、それを使って証明する方法を我が子に教えるのは大変なのではないでしょうか。中学理科で習う理科の回路図における電流計算、その理屈と計算方法を中学卒業から何年も経って、覚えているものでしょうか。

次に、子どもを持つ親の誰もが中学時代に「人に教えられるほどしっかりと勉強した」とは限らないということです。

私の同級生の中には、中学時代に「やんちゃ」していた友人が少なからずいます。高校に通わなかった人、通ったけれどやめてしまった人は、やっぱりいます。また、いろいろな事情で集中して勉強できなかった人もいるのです。

中学を卒業したからといって、誰もが他人に「中学内容を教えられる」なんてことは無いのです。そういう考えは、傲慢といってもけっして言いすぎではないと思います。

しかし、中学時代にあまり勉強できなかったとしても、今、立派に社会人として生活していたり、子どもを育てていたりしているのであれば、誰にも責められるべきではありません。我が子に、がんばる親の姿を見せているのであれば、そのこと自体がすばらしいことであり、そのうえ勉強なんか教えなくても別にかまわないのではないでしょうか。

私事でいうと、私の母は、勉強嫌いだったようです。従って、文字を読んだり書いたりすることが苦手で、私が小学校の高学年になる頃には、親が書くべき書類などはほとんど私が代書していました。そんな感じでしたから、勉強で分からないところを親に教えてもらった記憶がありません。しかし、この経験から、私はつまずいたら、自分で調べるクセがつきました。

3つめに自分が分かることと他人に教えることはちがうということです。自分が分かっているからといって、自動的に教えられるということにはならないということは、一度でも他人に教えたことがある者なら、誰もが経験することだと思います。だから、塾教師という仕事が成り立ちます。

自分が理解しているから教えられるのであれば、世の中の塾や家庭教師などはほとんど必要なくなるでしょう。しかし、実際には必要が無いどころか、至る所塾だらけです。春先や夏休み、冬休み前になると、毎日というほど多くの塾が新聞に折り込みチラシを入れています。それは、たとえ大学卒であっても、教えるのは大変であるということです。

そして、問題はまだあります果たして親が我が子を教えられるのかという点です。

まだ、小学生低学年までなら、それは可能だと思います。しかし、高学年、とりわけ中学生の我が子に母親が教えるということが通用するのでしょうか。

塾講師を20年もやっていると、本当にたくさんの保護者の方々と面談してきました。「子どもが反抗して、言うことを聞いてくれない」「子どもを教えているとついイライラしてけんかになってしまう」という話は枚挙に暇がありませんが、「我が子は中学生ですが、私が教えます」という方はほんとごくまれにしかおられません。

仮に、そういう方がおられたとしても、中学生になっても、親がつきっきりで勉強を見るというのが、自立の面から言っていいのだろうかということもあります。なんと言っても、義務教育は中学までで、それから先は自らが人生選択して、歩んでいかないといけないわけですから。
最後になりましたが、この10年、多くの保護者の方々とお話をさせていただいて、つくづく感じるのが、「大半のお母さんは、子育てでたいへん悩まれている」ということです。勉強面だけでなく、ほんとうに多岐にわたることでお悩みになられています。その上で、ともすれば、「子育ては母親の問題」として責任を一方的に負わせられる社会の目が存在します。
私は、子どもは社会が育てるべきものであり、生みの親だけがその責務を負うものではないと確信しておりますし、そのつもりで塾を営んでいるつもりでおります。

こうした考えに基づくと、「中学くらいの勉強は、親が見るべき」というのは、子育てに悩まれている親御さんを救うどころか、ますます苦しめることにしかなりません。「親離れ」をめざし、親に反抗し出す子どもと話をするのも大変な家庭で、「勉強を教える」ことなど必要ありません。そんなことをすれば、子はますます親に対して反抗します。そして、親子関係が最悪なものになることは目に見えています。

私は、勉強面をはじめ、子育てに悩まれているのであれば、「親が何とかしよう」ではなく、他人に任せてしまう方が親にとっても、子どもにとってもいいのではないかと思っております。

photo by: rolands.lakis

志望校に合格する子、不合格してしまう子

Flight of fancyネットで、代ゼミの西谷昇二さんの記事が載っておりました。

興味深い箇所がありましたので、紹介したいと思います。

それは、「受かる生徒と落ちる生徒」という章です。

テーマは大学受験について書かれておりますが、高校受験でも全く同じだと思います。

西谷さんは、受かる生徒と落ちる生徒の違いは、「精神面」と「技術面」の2つといっておられます。

私はこれまで大手塾勤務の時には、多くの生徒の高校入試を見てきました。その中で、受験に強い生徒は、やはり「気持ちの強い子」に他なりません。極端に言えば、中には「気持ちの強さ」でぐいぐいと成績を上げてくる子どもさえいます。

1年のうち、10月以降になると中学3年生の受験指導が本格化してきます。私は、模擬試験の偏差値や判定をそのまま適応し、面談することはありません。なぜなら、本人の意思の強さ、気持ちの強さによって、まだまだ実力が上がる生徒が多数いることも知っており、逆に「合否判定」がよくても、弱気だったり、受験をなめている生徒が不合格をしていることを数多く知っているからです。

自信を持って、強く望み、しかし謙虚にがんばる子どもが合格をつかみ取ります

また、「技術面」に関しても「精神面」に通じるところがある気がします。

自分の現状を目をそらさずに把握することは、やはり勇気がいることです。何度、模試を受けても、その判定を見るときにはドキドキすることでしょう。

しかし、自分がいったい、どれだけの実力があり、得意な分野はどこか、逆に不得意な分野はどこかを調べるところからしか、進歩はありません。強いところはより伸ばし、弱いところは1つでも2つでも時間のある限り、無くしていかなければ、進歩しないのは当然です。ですが、それをやれば必ず伸びるのです。そして、自己を分析していくということは、何も受験だけにとどまらず、社会に出てからも役に立つことは間違いありません。

西谷さんは「この2つができてくると、受かるかどうかは見ていてある程度わかります」と書いておられますが、大学入試ですら分かるのですから、高校入試では間違いなく分かります。そして、子どもたちの状態を見ていて、合格するかよく分かるということは、逆に考えると、強い意志を持って謙虚にがんばればやはり合格できるのです。

 

●受かる生徒と落ちる生徒
――大学に受かる生徒と落ちる生徒の違いは何でしょうか?
西谷 2つありますね。ひとつは精神面。受かる生徒は、2学期になると「絶対受かる」という気持ちが形に表れてきます。「意志(Will)が未来(Will)をつくる」という意味での「Will」ですが、意志未来が単純未来に変わってくるのが9割くらいですね。「なでしこ」と同じで、意志が強くなると成果に結びつきます。 ……
それから、技術面があります。まず、自分の現状、偏差値を「見たくない」という人もいますが、自分の現状を分析します。次に敵の分析です。これは2学期ですが、志望大学の入試が何を求めているのか分析する。これを可能にするのが、それまでに培った基礎力です。客観的に見るツールはこちらが用意します。  ビジネスと同じで、その後、5カ月で自分の現状と敵の求めとの差を埋めるために「何をすべきか」計画を立て、あとは階段を上るように一歩一歩進んでいきます。
この2つができてくると、受かるかどうかは見ていてある程度わかります。落ちる生徒は、自分がなく、周囲に振り回され、踊らされる人です。そういう生徒は自信がないのか、大げさなことを周囲に吹聴しますね。11月頃スランプに陥るのもこのタイプです。精神面の充実と技術面が合わさった時、9割程度の確率で合格の可能性が出てきます。それは、「Will」(単純未来)の確率でもある。


3学期授業、がんばります(^^)

SN3S0600小学生の自転車がたくさん並んでいます。
子どもたちを出迎えながら、自転車整理をしますが、たくさんの自転車が並んでいると、多くの子どもたちが元気に通ってくれているんだと、幸せな気分になります。
はなまるゼミナールに通う子どもは、ほとんど休みません。
家の用事や病気、課外活動で休む分には、振替の補習をおこないますが、それでもほとんどの子どもは皆勤で通ってくれています。
勉強ができること、それは1つのことでしかありません。毎日が元気で笑顔を見せてくれることこそが、最高ではないかと思うのです。
今日で、冬期講習会は終了です。明後日から通常授業になります。
中3生には、いよいよ入試に向けて、さらなるスパートをかけてもらいます。
中2生には、受験生になるということで、「将来に向けて」というテーマで、就職~大学~高校と逆算しながら高校受験を考える講義をする予定です。すでに、子どもたちに見せるPowerPointでのプレゼンも完成しました。彼らにどれだけの「化学変化」を起こせるか、楽しみです(^^)
小6生は、脱ゆとりカリキュラムでパンパンに膨らんだ中学校での学習に耐えうる学力をつけるため、基礎をもっともっと固めつつ、応用力をつけてもらいます。
2013年、子どもたちの希望の未来をふくらませ、保護者の方々の期待に応えるべく、堅実にがんばっていきます!


迎春 まもなく3年目を迎えます

2011年春に、大手塾から独立し、まもなく3年目を迎えます。

地域と何のつながりもない、どこの誰とも分からない人間の立ち上げた塾に、多くの保護者の方々がご支持していただき、ほんとうに感謝の言葉もございません。

この冬、独立して初めての中3生が高校受験を迎えます。入塾してきたときに比べ、学力的にも、精神的にも大きく成長してくれて、とてもうれしく思っております。後は、志望校に合格することを、心から願っております。

また、たいへんありがたいことに、現小3生、現小2生の保護者の方々から、来年、再来年のご予約の問い合わせも多数いただいております。なお、新小4の申し込みに関しましては、現在通っていただいておられる方の兄弟姉妹を優先させていただきますので、なにとぞご了承いただきますようお願いします。

地域の皆様のご期待に添えるべく、これからもいっそう努力を重ねていく次第です。

これからもよろしくお願いいたします。

photo by: ferran pestaña