小学校内容の理解の深さが中学校での学習を左右する

| black |はなまるゼミナールは、個人塾です。

個人塾ならではで、さらに少人数制ですので、大手にはまねのできないことは多々あります。

しかし、逆に言うと、私が大手塾で働いていたときに得ていたさまざまな情報などはなかなか入りづらいことも事実です。

したがいまして、保護者や子どもたちに不利のないよう、年に10回程度、さまざまな学習会に参加し、情報を得ております。

この間は、新指導要領になり、高校入試にどんな変化が現れているかという勉強会に参加してきました。

さまざまなことを学びましたが、ひとつ大変衝撃的なことが報告されましたので、ここで紹介しておきたいと思います。

それは、入試の数学・理科において、割合・単位量・速さなどがからむと、正答率が一気に下がるという事実です。

私としては、現場で20年以上、生徒指導をしておりますから、これら割合・単位量・速さなどができない子どもが増えていること、そしてそれが中学の数学・理科指導の妨げになっていることは理解しておりました。よって、はなまるゼミナールでは、小6の間に小学算数を2回以上くりかえし、中・高に進学しても困らない基礎力・応用力を身につけてもらっています。

私にとって、衝撃的であるのは、小学校の時に「割合・単位量・速さ」などにつまづいてしまうと、中学生になっても取り返しがつかないという事実です。

つまり、小学生の時に塾通いをしていない子どもはいると思いますが、中学生になると、大多数が塾通いをし出すと思います。にもかかわらず、高校入試でこれらの単元が絡むと、点数がとれない=理解していないのです。これはつまり、小学校でのつまずきは中学生になり、塾通いをはじめても取り返しにくいことを意味します。

脱ゆとりの新指導要領になり、学校で習う内容は、量・質ともに膨大なものになりました。一説には、戦後最大の内容であるともいわれています。

中学校で習う内容は、それだけで大変な分量(そして、奥深い)であり、とてもさかのぼって学習できるようなものではないのです。それは、実際に今、子どもたちを教えていて、痛感するところです。なにせ、時間がありません。

しかし、新指導要領の膨大な内容も、実は、小学校の時にしっかりと学習しておれば、さほど大変なことはありません。もちろん、楽勝ということもないと思います。小学校の時に、努力する練習やあきらめずに考える練習、人の話をきちんと聞くことなど、基本的な学習姿勢などを身につけておけば、クリアできるのです。

はなまるゼミナールでは、なるだけ小学生5年までの間に、基本的な学習姿勢を身につけてもらい、小6では小学内容をより完ぺきに仕上げ、万全の体制で中学生になってもらいたいと思っております。

photo by: arquera

志望校、将来を決めるために

Let's Fly!先日、中学2年生に「なぜ、高校に通うのか」というガイダンスをおこないました。

「みんなが行くから行く」という没主体的な姿勢ではなく、主体的に高校に通うことの目的意識を持って、あと1年半の勉強に励んで欲しいからです。

さて、このテーマでとても簡潔にまとめられているブログ記事があったので、紹介したいと思います。

志望校が定まらない高校2年生に「この1行」
Point1. どういう社会を創りたいかを考える。
Point2. 様々な年齢や立場の人とふれあって、お話を聞いてみましょう。
Point3. 生活を豊かにするチカラをつけるための受験勉強。

として、志望校を決めるための3つのポイントを上げておられます。

当然のことながら、私は、この第1のポイントがとても重要であると考えます。さらにいうなら、「自分は社会に役立つ」こととするんだということが大切であると思っております。

先に書いたガイダンスでは、子どもたちにリアルに感じてもらうために、仕事や収入という側面を中心に話をしました。しかし、「自分1人が金を稼いで裕福になればいい」というのはなく、社会の中で自分が位置づいて初めてやりがいや生きがいができてくるのではないかと思うのです。
また、みずからが社会の中で位置づいていくためには、多くの人々と話をして、「生の学習」をすることも大切であると思います。勉強は、何も教科書だけではありません。多くの「先輩」から、その経験を聞くことは、大変貴重な「学び」に他なりません。

そして、当然のことながら、自らの進むべき道を実現化していくためには、やはり「教科書」の勉強も必要になってきます。もちろん、この勉強は、絶対必要であるとは思いません。中学しか出ていなくても、社会に大きく貢献する人もおられます。しかし、だれもがそのようにできるということもまたないでしょう。そうであれば、勉強して、いろいろな知識や考え方を学び、応用できる力をつけることが「生きていく力」「世の中で貢献できる力」を養う近道になると思います。

5年後、10年後、社会に出て行く子どもたちに、一回りでも二回りでも、たくましく大きく育って欲しいと思っております。

photo by: Hamed Saber