I love you , because you are you.

Writing Notes with Grammy個人塾友だちであり、心理学の師でもある島先生のブログに、心理臨床家カール・ロジャーズの言葉が引用されておりました。

“I love you. Because you are you.”

「わたしはあなたが大好きだ。なぜなら、あなたがあなただから。」

とても、良い言葉だなあと思います。
はなまるゼミナールを立ち上げる前に勤めていた塾で、ある上長が授業中に生徒を前にして「君たち、愛しているよ!」と時々、叫んでおりました。
当時、私は、それを聞いて、とても素晴らしいなと思いました。

私たちが人を褒めるというと、つい「褒めるところ」を探してしまいます。
親御さんと「お子さんを褒める」というテーマで話をしておりますと、「うちの子、褒めるところがなくて、、、」といわれる方もおられます。
そんな時は、私は
「いや、お母さん。もちろん、褒めるところがあることは素晴らしいです。しかし、昨今の子どもの自殺のニュースなどを聞くと、お子さまが今、生きてくれているというだけで、素晴らしいことではないですか」
と答えます。
しかし、親御さんには、こういうことを言うのですが、では教壇で私自身、彼らに対して、「君が生きているだけで素晴らしい」という表現をしているのかというと、なかなかできていなかったのです。
上長が、「君たち、愛してるよ」という叫びは、私もマネをしております。当時は、「愛しているよ!」と言ってましたが、今は、「みんな、大好きやで」と言っております。彼らが今生きていて、私の目の前にいることが、無条件に本当に素敵なことだと思うのです。

子どもたちはみんな、愛されたいし、愛されるべき存在なんだとつくづく思います。

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試行錯誤の大切さ

Study今、小学5年生の算数は、小数のわり算をしています。
私は、わり算というのは、とても良い練習だと思っております。何の練習かというと、「試行錯誤」(トライアル&エラー)の練習です。
多くの子どもたちを教えていますと、少なからず、試行錯誤を嫌う子どもに出会います。「完ぺき」に商を立てようとして、筆算を前にじーっと固まっている、そしてついには解くのをあきらめてしまう子どもがいるのです。
彼らの生育歴の中で、どの時点で、こうした癖が付くのかはとても気になるところなのですが、私としては、わり算の練習をしながら、試行錯誤の大切さ、あるいは間違えても訂正していけば良いのだという練習ができれば良いと思うのです。
大人になっていくにしたがって、1+1=2といったような、分かりやすい答えが出るということはなくなってきます。むしろ、答えがないような出来事のほうが多いと思います。
大人になっていく時に、大切なことは、1度で完ぺきな答えを出すということではなく、試行錯誤を繰り返し、ベストを尽くしていくという力ではないかと思うのです。
はなゼミは、1クラス10名ほどの少人数授業ですから、じっくりと子どもたちの試行錯誤に付き合うことができます。時には、1問の解説に10分20分かけることも珍しくはありません。その解説過程から、答えを導く考え方、工夫の仕方などを学んで欲しいと思います。

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なんのために、それをするの?

UP Oblationはなまるゼミナールでは、ライブの一斉授業がメインですが、一部、映像を使ってあらかじめ勉強してもらう教科があります。
映像授業を採用するメリットは、大きく2点あります。
第1に、授業時間の拡大です。つまり、いわゆる「ゆとり教育」が終わり、教科書内容が膨大に膨らみ、そのすべてを短時間のライブ授業で行うことが厳しくなってきました。なので、一部、映像で学習をしてもらい、学習時間を確保するという目的です。
第2に、自立的に学習する訓練です。教えられ、その通りにやっていれば、なんとなく高校や大学に行けて、社会で活躍できるという時代でなくなってきたため、自分で学習していくスタイルを、塾で身につけていくことがますます必要になってきたということです。
ところで、ときどき、
「先生、この間、出されていた映像の課題。自分は見ているでしょうか?」
と尋ねてくる生徒がおります。
私としては、こういう質問をしてくること自体、先に書いた2つの目的を達成できていないと感じます。
まず、第1に勉強のために「映像」を見るのであって、「映像」を見ることが目的ではないわけです。見た記憶が無いのであれば、それは勉強できていないということですから、その時点でもう一度自ら進んで映像授業を見て勉強するべきです。何度も学習できるのが、映像授業のメリットでもあります。
第2で言うと、第1とかぶりますが、見たかどうかを、私に聞くのではなく、自分がちゃんと課題を理解できているのかを自分で考え、もう1度見るのか、2度3度見るのか、自分の頭で考え、行動してもらいたいのです。
勉強、とりわけ「生きていくための学力」を身につけるということは、単に「指示されたこと」をやっておけばいいと言うことではなく、その都度その都度、自分で何が必要か、何が良いのか考え、行動していくことだと思います。
はなまるゼミナールでの出来事、会話は、すべて彼らの「生きる力に」なっていければ良いなと思っております。