人生をよりよいものにする十訓

 ネットを見ていると、次のような十訓がありました。

1,人を大切にする人は人から大切にされる

2,友だち関係は相手の長所とつきあうもの

3,人は何をしてもらうかより何が人にできるかが大切

4,勉強では頭を使い、人間関係では心をつかえ

5,あいさつはされるものではなくて、するものだ

6,勉強は言われてするものではなく、探してするものだ

7,分かるだけが勉強ではなく、できることが勉強だ

8,美人より美心

9,言葉で話すのでなく、心で話そう

10,良い人生は、良い準備から始まる

私なりに、子どもたち向けに解きほぐしたいと思います。

 1つ、他人から大切にされたければ、まず自分が他人を大切にしよう。

親から大切にされていない、友だちから大切にされていないと不満に思ってはいないだろうか。

もし不満に思っているのであれば、相手を不満に思うのではなくて、自分を見てみよう。

お母さんを無駄に困らせたりしていないか? わがままばかり言っていないか?

友だちに悪口を言ったり、いじわるをしていないか? 友だちを大事にしたり、やさしくしたりしているか?

もし、心当たりがあるなら、気をつけてみよう。人を大切にする人は、人からも大切にされるのだ から。

2つ、友だち関係や人間関係では、相手の長所をよく見てつきあおう。

友だちの悪いところばかりを見て、不満に思っても仕方が無い。なぜなら、相手の悪いところは、 その相手が「自分が変わろう」と思わない限り、変わることはない。

だから、相手といい友だち関係でいたいのなら、相手の長所とつきあっていけばいい。その方が、 お互い気持ちよくつきあえるよね。

3つ、何かしてもらうことばかり考えるのではなくて、何をしてあげられるかを考えよう。

幼いうちは、お父さんやお母さんにいろいろと「してもらう」ばかりだ。でも、大きくなっても、 「してもらうこと」ばかり考えていては、赤ん坊と同じ。

僕たちは、大きくなったら、世の中、社会の中で働くことになる。そのとき、世の中で「僕の役割 」「私の役割」が大切のだ。けっして「してもらう」のではなく、「何ができるか」が大切だ。

4つ、今僕たちは将来に向けて、勉強している。それは、一生懸命頭を使うことだ。

でも、頭が良くて、頭を使っていれば、世の中で役立つ人間になれるわけではない。

周りに人たちに「心」を使いながら、生きていこう。

5つ、あいさつは心と心をつなぐもの。まずは、自分からあいさつをしていこう。

自分があいさつしないのに、他人からあいさつを求めるなんて、おかしいよね。

6つ、人から言われてする勉強なんて、身につくものじゃあない。

勉強だけでないよね。野球にしても、サッカーにしても、ピアノにしても、何をするにしても、人 から言われてやっているようじゃあ、上達なんかできない。

君は、将来の自分のために今勉強している。そして、大人になったとき、社会で役立つんだ。その ための勉強なんだ。今、一生懸命している勉強が、君の人生を作る。そう考えてみよう。

7つ、そして勉強は当然分かることが大切だけれど、頭で「分かった」と思うだけではない。ちゃ んと「できる」ことが大切だ。自分でしてみる。そして、できるかどうか確認すること。

 ちゃんとやってみよう。

8つ、顔がいいより、心が良いほうが良いに決まってる。

9つ、口先ばかりで、話していても、心がこもっているかどうかは分かるもの。話すときは、ちゃ んと心を込めて話そう。

10つ、君たちのすばらしい人生は、今、その準備がなされている。

今、サボれば、将来の自分はそのサボった分だけの人生を送ることになるだろう。

今、がんばれば、君の将来はその分光り輝くものになるはずだよ。

 10年後、20年後、君たちにすばらしい人生が訪れるように。


子どもの可能性を開く

少人数制の集団授業形式なので、多くの子どもたちが通ってきてくれております。

はなまるゼミナールでは、まずお母さまのお話を聞き、体験授業を受けていただき、場合によっては本人に「しっかりと勉強する気があるのか」と確認した上で、入塾していただいております。1回授業を受けてもらうと、だいたい、その子の学力や性格などは分かります。当塾では、小学生で2回の体験授業を受けていただき、1週間の宿題の量なども体験してもらって、入塾するかどうかを決めていただいておりますので、2回もその子と会いますと、たいてい理解できます。

ところで、昨年に続き、今年も「学力的にかなり大変な」お子さんを数多く預かっています。しかし、4月から2ヶ月も塾で学習を続けると、かなりの進歩が見られるようになります。もちろん、最もいいのは、学校のテスト類などができるようになることですが、そこまでにはならなくても、「授業の受け方やノートの取り方、質問の仕方」など、本当に多くのことができるようになります。当初、体験授業などに参加していた頃とは格段に進歩しているのに本当に驚くばかりです。

私は、かつて大手塾で教室長として勤務しているとき、保護者の方から兄弟姉妹関係での通塾でいつから通わせたら良いかと質問を受けると、「小学5年くらいからでしょう」とよく答えておりました。本当にそう思っておりました。といいますのも、やはり本格的に学習がむずかしくなるのが小学5年生からだからです。

しかし、昨年、今年と多くの子どもたちを教えている中で、小学4年、5年の頭の柔らかいうちに、いろいろなことを学ぶ大切さを実感しております。とりわけ、そういう時期から、きちんと勉強する中で、子どもの可能性が大きく開いてくることをあらためて実感しているのです。

現在通っている子どもたちが、年を追うごとにみずからの可能性が花開いていくよう、これからも指導に尽くしていきたいと考えております。


将来のお話~~正社員と契約社員、アルバイト

モチベーションを上げるために、いろいろな話しを子どもたちにします。

今まで教室長をしてきた教室でも、高校生活の話しや大学の話し、就職の話しなどをしてきました。小学5年生くらいになってくると、子どもたちもかなり頭がはっきりしてくるので、こうした話しに耳を傾けてくれます。

『毎日新聞』(11年6月17日付け)の夕刊の1面に「子ども白書 既婚率 年収300万円境に差」という記事がありました。20代~30代の男女の8割以上が結婚を希望しているが、現実には、男性で半数、女性で7割ほどにとどまっているというものです。その1つの原因として、年収および就労形態、つまり正社員、非正規雇用、無職などが上げられるというものです。

上のグラフ(クリックで拡大)は、年収別の結婚している割合(男性)です。
20代前半では、年収400万以上になると結婚する割合がおよそ1/4で一定になりますが、300万円以下だと1割くらいの人しか結婚していません。
これが30代前半では年収400万円以上になると6、7割の人が結婚しているのに対し、200万くらいの人は、1/3しか結婚していません

2つめのグラフ(クリックで拡大)は就労形態別での結婚している割合(男性)です。
20年ほど前までは、年功序列・終身雇用が当たり前で、男性の多くは正社員として働いていました。しかし、今は違います。なかなか正社員になれない時代であり、また正社員になれたとしても、年功序列ではないので、給与が上がるとは限りませんし、終身雇用もかなり崩壊しているので、先行きが不安な時代です。
そんな中、30代前半の正社員では6割くらいが結婚しているのにかかわらず、契約・派遣社員などでは3割ほどになっています
私は、20年の塾講師歴の中で、本当にたくさんの子どもたちを見てきました。また同時に、新卒で塾講師になってくる若い人もたくさん見てきました。そうした中で、とても不安であり、子どもたちに指導する際にいつも頭にあるのが、
生きる力を持て! 自分で考え、自分で行動せよ! 自律的に動け!
ということです。
線の細い子も増えてきました。社会の懐が広いと、個性豊かな若い人たちがどんどん社会に出て行けるのですが、不景気になり社会の懐が狭くなると、やはり「無難」な人しか雇わない会社も増えるでしょう。
だから、子どもたちには、勉強ができることは当然大切ですが、課外活動をしっかりすることも大切ですし、様々な人とのコミュニケーションの力も身につけ、楽しい気持ちや悔しい思い、悲しい気持ちなどを繰り返していきながら、未来に向かってしっかりと生き抜く力を、今、つけて欲しいと思っています。