国文法に力を入れています!

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はなゼミの国語学習の方針の軸は、多読です。外国語ならいざ知らず、母国語である日本語は、少し難しめの文章をたくさん読むことで、読解力を付けてもらいたいと思っているからです。

その上で、国文法をしっかりと理解していくことを国語学習の第2の軸にしております。

それは、

〈1〉文法は読解と違い、ある程度理論的に理解することができる

〈2〉文法を理解することで難解な文章が理論的に理解しやすくなる

〈3〉さらに、文法を意識すれば文章をきっちり書くことができる

という点にあります。

また、英語を学習していく上でも、文法の基本的な用語=主語や述語、修飾語、形容詞、副詞を知っておかないと、学習におくれを取ることになります。たとえば、英作する際に「主語を先頭にもってくるんやで」と説明しても、「主語」という言葉の意味が分からなければ、それは英語の学習以前の部分でつまづきを生じてしまいます。英語の苦手な子の英作などを見ていると、主語や述語や目的語などがグチャグチャと並べられていることが多々あります。それは、英語が苦手だとかいう問題以前に、実は国文法が全く理解されていないことが原因であることも多いのではないでしょうか。

はなゼミでは、できるだけ小学生の間に、国文法を理解してもらうために、かなりの時間を割いております。文の構造を小学生のうちから、感覚的であったとしても、飲み込めていければ、中学の文法で少々難しい内容が出てきても、「思考停止」することはないと思いますし、英語の文法説明もスムーズに入ってくると思うからです。


読解マラソンはじまりました!


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まだまだ、スタートしたばかりですが、子どもたちのテキストを採点しておりますと、成績の伸び悩みと読解力の関係は、思った以上に深くつながっているなと感じております。

勉強が出来ない原因として、勉強していない=勉強不足であるという側面だけでなく、読解力がないために、教科書や教師の話が正しく理解できていないことがあげられると思うのですが、今回、このことをしみじみと感じております。

つまり、逆に言うと、きちんと読解力をつければ、国語力のみならず、いろいろな力がついてくると、あらためて確信いたしました。
読解マラソンを受講していただいている保護者の皆さん、そして子どもたちには、長い道のりをどんなに遅くても、コツコツと読解力をつけてもらって、かならず他教科の成績向上につなげてもらいたいと思っています。


秋からの新オプション《2》~はなまる読解マラソン~

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これまで、はなまるゼミナールでは、音読・多読にこだわって、子どもたちの国語の指導をおこなってきました。その結果、ありがたいことに、「7月の学校の懇談会で読解力がついたと言われた」といわれる保護者の方が何人もおられました。

読解力は、国語だけの問題ではありません。算数や数学の文章題を解くには読解力が必要ですし、そもそも親の話や先生の話を理解するのも読解力です。つまり、読解力は子どもがこれから生きていく力そのものと言ってもけっして言い過ぎではないと思っております。

しかし、この読解力を付けるためには少々時間がかかるのも事実です。だから、少しづつ、粘り強く、コツコツと読解演習をしてもらうための《読解マラソン》を実施いたします。

特徴として、まず第1に、進級式にしております。基本は10級からスタートしていきます。早ければ、3~4ヶ月で進級できるようになっています。最終の1級では高校1年の現代国語レベルの文章読解になりますので、級を追うごとに読解力がかなりついていくと思っております。

第2に、無学年制で実施いたします。このことにより、生徒のレベルと、スピードに合わせて読解演習を行えます。私は方針として、受験学年でなければ、スピードはさほど重要でないと考えております。ゆっくりしか分が読めない生徒はゆっくり読んでもらって進めていけば良いし、読むのが早い生徒はどんどん読み進めば良いのではないかと考えます。

第3に、ひたすら多読します。たくさんの文章を読み、問題を解くことで、国語力を確実に付けていきます。さらに、さまざまな分野の文章を読むことで、子どもたちの経験値を高めます。本を読むことのすばらしさは、筆者の意見を自分に取り入れて、まるで自分がした“経験”のようになることであると思っています。そういう意味で、この読解マラソンを通じて、子どもの精神的成長を促していきたいと考えます。

第4に、さまざまな分野の文章を読むだけでなく、問題を通じて、漢字や熟語、ことわざや慣用句、文法事項などが自然と覚えていけるようにしています。だから、いやいや漢字を覚えるとかことわざが全く分からない、文法が解けないということをなくしていけます。

はなまる読解マラソン、自信を持ってお薦めします!

はなまるゼミナールの力を付けるオプション授業


国語力を付ける

Reading
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この春から、大阪府立大学に通っている教え子がいます。彼は、私が以前勤めていた塾を辞めるというので、食事会を開いてくれたメンバーの1人なのですが、彼が中学生の頃をとても良く覚えています。

中学1年生の頃から塾に通い始めてくれた、勉強も良くできる子でした。塾内テストをしても、常に上位にいるような子どもだったのです。だから、よく覚えているわけではありません。

その彼が、中学3年になり、いよいよ受験だということで猛勉強しはじめ、メキメキと力がついてきて、塾内テストの偏差値もつねに70近くまで上がってきたのですが、国語だけがどういうことが他教科に比べ10ポイントほど低いんです。彼は、読書も良くする子どもで母親もとても心配しておりました。

夏期講習会が終わり、最終日に模試をおこなったのですが、やはり国語だけがとても低いので、母親と本人と相談した上で、受験生用の国語の問題集を1冊渡し、仕上げてもらったところ、数ヶ月後の11月の模試ではあれほど伸び悩んでいた国語の偏差値が70近くまで上がったのです。

こういうことはとてもよくあることです。いったいどういうことでしょうか。

国語の成績を上げるためによく「本を読みなさい」といわれることがあります。もちろん、読書はとても大切なのですが、私の経験上、読書をして国語の成績が上がるなどということはほとんどありません。なぜかというと、ちゃんと理由があります。

まず、本を読むのが好きな子どもでも国語の成績が悪いということがままあるのですが、国語の問題を解くためには、

筆者の意見や考えと自分の思いや気持ちを分けることがとても大切

なのです。読書が好きなのに国語の成績が悪いという子どものほとんどが、こうした「主観と客観」の区別ができず、問題を正しく解くことができません。こうした力が、読解力なのです。

したがって、国語教育をおこなっていく上で、私は「主観と客観」を区別するということがとても大切と思っております。そして、「主観と客観」が区別できてくると、親や教師との会話、他人とのコミュニケーションがとてもうまくいくようになります。なぜなら、自分の気持ちと、相手の気持ちや考えを分けることができるようになるからです。

国語力を付ける第2の課題として、良問をたくさん解くことです。これは、先に書いた「主観と客観」を分ける訓練であるというだけでなく、国語力自体を伸ばすという作用があります。

というのは、日本に生まれ、育っていれば、特に習わなくても、一定程度読めたり書けたりしていきます。これは、英語などの他言語を学ぶこととは違います。母国語でなければ、じっくり学習する必要がありますが、母国語であればじっくり学習しなくても一定程度は読めるわけですから、じっくり学習する必要性はあまりありません。むしろ、一定程度理解できるのであれば、たくさんの文章を読み、国語力を鍛えていくことが早道なのです。

さらに、良問を解くというのは、次のような意味もあります。先に書いたように母国語の場合、特に学習しなくても一定程度読めたり書けたりするわけですから、子どもの国語能力に合った文章を読んでいても何の負荷にもなりません。スルッーと読めてしまえば、国語力を鍛えることにはならないのです。しかし、優れた問題にある文章は読んでいていろいろと勉強になるようになっています。つまり良問は解けば解くほど、読解力を付けるだけでなく、様々な知識もついていくのです。

はなまるゼミナールでは、秋から、子どもの国語力に応じたテキストを用いた良問の多読演習をオプションとして、おこなう予定です。無学年で進級式で演習をおこなうことで、比較的短時間に国語力・読解力を上げられると自負しております。

現在、調整中ですので、決まり次第、このブログ上でご報告させていただきます。


本が好きになるためには

Reading Room, Arnolfini
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このテーマは、まだ幼いお子さんをお持ちの保護者の方への1つの提案です。

字が読めないお子さんをお持ちであれば、読み聞かせをされると思います。お父さん、お母さんの時間があるときに、たくさん読んであげてください。 「3つ子のたましい、100まで」という言葉がありますが、これは最新の脳科学においても正しいそうです。ヒトの脳は3才までに急速に成長し、ある種の“天才”のような状態になるそうです。それまでに、本当にたくさんの知識を蓄えようとするのです。そして、自分に必要でない情報が成長とともに整理され、なくなっていくそうです。だから、幼いうちに、いろいろな情報を脳にインプットし、その子に必要な情報かどうかを、その子の脳自身が判断し、個性=その子らしさができていくわけです。

さて、読み聞かせなのですが、たくさん読み聞かせるといっても、忙しかったり、疲れていたりすることも多いと思います。そこで、字が少し読めるようになってからの本読みについて、面白いサイトがあったので、紹介したいと思います。

それは、

イヌに本読みを聞かせる

ということです。

ライブラリー・ドッグ!?本読みが苦手な子供をサポートする犬が話題

私は、2つの意味でこの方法をお薦めします。

第1に、親の手を離れるということです。やはり、お母さんもお父さんも忙しい。そして、いろいろと疲れておられる方も多いと思います。子どもは、字が読めるようになってきたうれしさから、聞いてほしいとせがんできても、親に気持ちの余裕がなければなかなか辛いものがあります。そんなときに、イヌが聞き役になってくれれば、親も手が離れますし、子どもも“誰か”が聞いてくれて満足します。

第2に、コーチングの側面からです。それは、親が聞くとどうしても読み間違えなど注意してしまいます。もちろん、字を学ぶという意味では教えるということは大切なのですが、字の覚え立ての時は「正しく読めること」より「読める楽しさ」を大事にしてあげてほしいのです。子どもの読んでいるのを聞いて、親御さんがいちいち注意をしていけば、子どもはいやになってきます。さらに、何度注意しても直らなかったりすると、イライラしてしまい、子どもがそれを感じて、もう読んでくれなくなるかもしれません。

しかし、イヌなら、大丈夫。間違いを指摘することもなければ、本読みが下手だとイライラすることもなく、“広い心”で子どもの本読みを聞いてくれます。そして、子どももじっと自分の本読みを聞いてくれる愛犬をますます好きになることでしょう。

もし、字をおぼえたてのお子さんがおられて、家にイヌを飼っている方がおられたら、やってみてはいかがでしょうか。


パターン化した算数でなく、読解力をつける算数を

Compound of two small stellated dodecahedra
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小学生の頃は、算数が苦手ではなかったのに、中学に入るといきなりできなくなる生徒がいます。

さまざまな理由がありますが、大きな理由の1つに読解力がないということがあります。読解力がないのに、なぜ小学校の算数ができたのか、それはパターンを覚えてしまっているからなのです。

実は、小学校の時に、文章題を1つひとつ考えながら解くことをせずに、パターン化して覚えることによって、計算の意味や文章の意味などを考えずにやってしまい、結局、中学校に上がったときにつまづいてしまうのです。こうした弊害を乗り越えるためには、小5くらいになったら、パターン化して問題を解くクセを止めさせなければなりません。数を解かせる、すばやく解かせるといった学習方法を止めさせ、きちっと問題を考えさせなければなりません。

私は、遅くても小5、早くて小4からきちっと文章を読まないと解けない文章題をさせます。算数が得意だという生徒であっても、はじめはほとんどの生徒が間違います。
下の問題は、小学4年生の和・差・積の文章題です。小学生をお持ちのお子さまがおられたら、ぜひさせてみてください。解答は、この記事の一番下にあります。

読解力がないと解けない文章題(小4レベル)

私の経験では、上記の問題は、小6でもけっこう間違う子がいます。間違わなくても、「うわ、むずかしい」と言ったりします。なぜでしょうか。
たとえば、

花子さんは1コ110円のりんごを、25円引きで4コ買って、家から持ってきた150円の買いものぶくろに入れました。花子さんはいくらはらいましたか

答えは、

(110-25)×4=340円

ですが、きっちりと読まないと、あるいは文の意味を理解していないと、買い物袋700円を計算の中に入れてしまったりします。そして、きっちり読まないといけない=むずかしいと感じるんですね。それは、頭の中で、文章題をパターン化してしまっているからです。ちゃんと読むクセがついていれば、むずかしいはずはありません。

子どもが文章題を解いていると、「かけるの?」「わるの?」と聞いてくることがよくあります。その質問は本来おかしいのです。かければ解けるとか、われば解けるのではなく、文章の意味が分かれば、おのずと解き方が分かるようにならなければなりません。

もちろん、基本的な計算パターンは覚えるくらいまで練習する必要があります。しかし、それ以上繰り返しても、意味がないだけでなく、子どもが本来持っている考える力を発揮できなくしてしまうという弊害があります。ただ、同じパターンの問題を繰り返しても、力はつきません。そうではなく、しっかり文章を読み、理解した上で、計算が出てくるようにならないと本質的な学力など身につかないのです。

現在、はなゼミでは、小5から「きちっと文章を読まないと解けない文章題」を少しづつとり組み始めています。夏期講習会で、基礎的な力を確立した後、小4生にも「きちっと文章」を読んで解く練習をさせたいと思っています。

【解答】読解力がないと解けない文章題(小4レベル)


はなゼミの夏期講習会2011 特徴《1》 読解力と数理センス

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はなゼミの夏期講習会は、

文章読解と数理的センスを磨く!

をテーマにおこないます。

子どもたちを教えていて、悔しい思いをすることが多々あります。それは、考える力をしっかり持っているにもかかわらず、文章がしっかり読めない、説明がきちんと理解できないために、問題が解けない子どもが少なからずいることです。

国語は当然ながら、数学(算数)にしても、英語にしても、理科にしても、社会にしても、文章を読んで、きちんと理解できなければ、正しく頭に入るわけもなく、正しく問題が解けるわけもありません。はなゼミの夏期講習会は、長い夏休みを利用して、「読解」の時間をとって集中的に学習します。
読む・書く・考えるを鍛えます。

具体的には、小学生であれば、国語・算数・読解の3科を必修で、中学生は英語・数学・国語・理科・社会・読解の6科必修でおこないます。国語や算数・数学の授業を少し減らしても、読解の授業をやることで学力の土台をきっちりと作り固めていくことで、子どもたちの能力を磨き上げていきたいと思っています。

また、数学的パズルの導入で、数理的センスも積極的に磨いていきたいと思います。また、パズルは、子どもたちにとっては遊びの要素も強く、勉強はイヤなものではなく、楽しくても勉強になるという感覚を味わってもらいたいと思っています。こうしたことも長い夏休みだからできることです。

長い夏休み、積極的に力をつける! はなゼミの夏講にご期待ください。


『生命を見つめて 手塚治虫』石子順

とりわけ小学生には、読解能力、表現能力を高めてもらうために、たくさんの文章を読んでもらっています。多いときには、1回の授業(55分)で3~4作品くらいの物語や説明文を読んでもらいます。短時間の内に、これだけ、読ませる塾はちょっと珍しいのではないかと思っております。
さて、その中で、興味深い文章がありました。

子どもは、大人からのしんけんなメッセージには、必ず耳をかたむけてくれる感性をちゃんと持っています。しかも、それが夢をかきたてるおもしろいものであれば、どんなに目をかがやかせてくれることでしょう。『平和の探求 手塚治虫の原点』「生命を見つめて——手塚治虫」石子順

私は、あまりマンガは読まない方ですが、数少ない好きな漫画家の1人が手塚治虫です。中学生の頃は、ライフワークといわれた『火の鳥』に夢中になりましたし、『ブラックジャック』の顔がなぜつぎはぎなのか、ピノコって何なのか知ったときには、子どもながらにいろいろ考えました。幼い頃から理科が好きだった私は、『メルモちゃん』も大好きでした。いろいろ手塚作品に親しんで成長してきたにもかかわらず、手塚治虫の評論は読んだことがなかったんですね。こんなことを言っているなんて、とても驚き感動しました。
私は、若い頃から塾講師をやってきていますが、子どもたちにはいろいろな事がらを語ります。私が授業中に話す内容が教室の外に聞こえ、それを聞いたスタッフが「先生って、そんなことも授業で話すのですね」といわれるくらい、いろんなことを子どもたちに話します。
結構、内容的にはむずかしい話しも、半分くらいしか分からなくても良いとおもい、話すことも多いのですが、しかし、子どもたちは、実に真剣に聞いてくれます。その子どもたちの目を見ていると、彼らの強さを感じ、感動することすらあります。
まさに、先に引用した内容は、私が授業中にいろんな話しをして感じることそのままなんです。
子どもは、まさに手塚治虫が言うところの「大人のしんけんなメッセージには必ず耳をかたむけてくる感性」を持っています。これは、子どもの学力レベルや精神レベルという問題でとは異なり、やはり「感性」という言葉がぴったりなものです。
きっと、自分が“生きていく”上で必要なものは取り入れようとする“子どもの本能”のようなものかもしれません。だからこそ、大人がその子にたいして“しんけんに”語りかけたことがらは、必ず耳をかたむけるのでしょう。
これからも、もっともっと子どもたちの「夢をかきたてるおもしろい」ことを、子どもたちに語りかけていきたいと思います。